「Bybitって金融庁の警告が出てるけど大丈夫?」「使いたいけど日本から撤退するリスクは?」「手数料が安いって聞くけど、実際の評判はどうなの?」
——海外取引所Bybitの利用を検討しているものの、安全性や規制リスクに不安を感じていませんか?
取引所選びのミスは、資産凍結や出金トラブルといった重大な損失に直結します。
この記事を読めば、Bybitのリスクとメリットを正確に理解し、あなたの取引スタイルに本当に合う取引所かどうか自信を持って判断できるようになります。
Bybitとは?基本情報と2025年11月時点の最新データ

Bybit(バイビット)は、2018年に設立された海外の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
現在はドバイのDMCC(Dubai Multi Commodities Centre)を拠点とし、デリバティブ取引を中心に現物取引・ステーキング・NFTなど多彩なサービスを展開しています。
- 設立年:2018年
- 本拠地:ドバイDMCC
- 運営会社:Bybit Fintech Limited
- CEO:Ben Zhou氏
運営会社はBybit Fintech Limitedで、CEO(最高経営責任者)はBen Zhou氏が務めています。
当初はシンガポールに本拠地を置いていましたが、2023年よりドバイへ本社を移転し、国際的な規制環境への適応を進めています。
金融庁のリストに掲載されているからといって利用が違法というわけではありません。あくまで「日本での登録がない」という情報提供の意味合いです。
📊 2025年11月19日時点の最新データ
Bybitは世界中で7,000万人を超える登録ユーザーを抱え、デリバティブ取引高では世界トップクラスの実績を誇ります。
また、Bybitが発行する暗号資産デビットカード「Bybitカード」は170万枚以上が発行され、グローバルでの利用が拡大しています。
取引所の規模や実績は、信頼性を測る重要な指標の一つと言えるでしょう。
登録ユーザー数7,000万人超という規模は、世界的に見てもトップクラスの取引所である証と言えます。
Bybitの運営会社・取扱通貨・主要サービス
Bybitの運営母体であるBybit Fintech Limitedは、ドバイのDMCCに登録された企業で、代表者はBen Zhou氏です。
金融庁の公式資料でも所在地が「ドバイ(2023年より)」と明記されており、透明性のある運営体制が敷かれています。
ドバイへの拠点移転により、より安定した運営体制が整備されています
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要通貨はもちろん、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)などのステーブルコイン、さらには多様なアルトコインまで幅広くカバーしています。
この取扱銘柄数は、国内取引所では取り扱いが難しいマイナーなアルトコインへの投資機会を求めるユーザーにとって大きな魅力となっています。
- 現物取引
- デリバティブ取引(先物・無期限契約・オプション)
- コピートレード・自動売買ボット
- ステーキング・流動性マイニング
- NFTマーケットプレイス
- ローンチパッド
- Web3ウォレット
- Bybitカード(デビットカード)
特にデリバティブ取引においては、インバース型契約・USDT無期限契約・USDC契約など多様な契約タイプを用意しており、リスク管理やレバレッジ戦略の幅を広げることが可能です。
総合的な暗号資産サービスを提供しているため、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できます
取扱通貨数・取引量・ユーザー数の実績
2025年11月19日時点で確認できるBybitの実績データは以下の通りです。
- 取扱通貨数:728種類(2025年11月時点)
- 登録ユーザー数:7,000万人突破(2025年)
- デリバティブ取引高:世界トップ5
- Bybitカード発行枚数:170万枚以上
まず取扱通貨数については、公式発表によると2025年11月時点で728種類の仮想通貨を取り扱っており、現物取引・先物取引・オプション取引・ステーキングなど多様な用途に対応しています。
この銘柄数は、日本国内の暗号資産取引所が平均して20〜50銘柄程度であることを考えると、圧倒的に豊富なラインナップと言えます。
国内取引所では上場されていないアルトコインや新興プロジェクトのトークンへアクセスできる点は、Bybitを利用する大きな理由の一つです。
国内取引所の平均が20〜50銘柄なのに対して、Bybitは728種類。マイナーなアルトコインに投資したい方には大きな魅力ですね。
登録ユーザー数は、Bybit公式の発表によれば2025年に入り7,000万人を突破しました。
この数字は、暗号資産取引所としてグローバルで高い支持を得ていることの証左であり、流動性の高さや取引の安定性にも寄与しています。
ユーザー数が多い取引所ほど注文の約定がスムーズで、スリッページ(注文価格と実際の約定価格のズレ)が発生しにくい傾向があります。
📊 取引量の実績
取引量については、Bybitはデリバティブ取引高において世界のトップ5に位置づけられる取引所です。
特に無期限契約(パーペチュアルスワップ)やUSDT建て先物取引の取引高が大きく、機関投資家や大口トレーダーも利用する流動性の高いプラットフォームとして認知されています。
取引高が大きい取引所は価格の透明性が高く、大口注文でも市場への影響を抑えられるメリットがあります。
デリバティブ取引高で世界トップ5という実績は、プロトレーダーからの信頼の証。流動性が高いので大口取引でも安心です。
さらに、Bybitが発行するデビットカード「Bybitカード」は170万枚以上が発行され、世界中で利用されています。
このカードは保有する暗号資産を日常の決済に利用できる仕組みで、取引所としての利便性をさらに高めています。
| 項目 | 実績データ |
|---|---|
| 取扱通貨数 | 728種類(2025年11月時点) |
| 登録ユーザー数 | 7,000万人突破(2025年) |
| デリバティブ取引高 | 世界トップ5 |
| Bybitカード発行枚数 | 170万枚以上 |
提供サービス一覧(現物・先物・コピートレード・ステーキング等)
Bybitが提供する主なサービスを体系的に整理すると、以下のようになります。
- 現物取引:700種類以上の通貨ペア
- デリバティブ取引:多彩な契約タイプとレバレッジ
- コピートレード・自動売買ボット
- ステーキング・資産運用サービス
- NFT・Web3サービス、Bybitカード、P2P取引
📊 現物取引
BTC・ETH・USDT・USDCをはじめとする700種類以上の通貨ペアで売買が可能です。
USDT建て、BTC建てなど多様な取引ペアが用意されており、自分の保有資産に応じた取引戦略を組み立てられます。
📈 デリバティブ取引
デリバティブ取引は、Bybitの中核サービスです。
USDT無期限契約・USDC無期限契約・インバース型無期限契約・先物契約・オプション取引など、多彩な契約タイプから選べます。
レバレッジを活用した取引が可能で、リスク管理ツールも充実しています。
初心者向けには「かんたんオプション取引」や「オプション検索」といった入門ツールも提供されており、過去データを活用しながら学習できる環境が整っています。
初心者でもプロトレーダーでも使いやすいツールが揃っているのがBybitの強みです!
👥 コピートレード
経験豊富なトレーダー(マスタートレーダー)の取引を自動的にコピーできる機能です。
フォロワーは、自分の利用可能残高とマスタートレーダーの残高との比率、または固定マージンに基づいて取引が実行されます。
投資知識に自信がない初心者や、時間を割けない忙しい投資家にとって有用なサービスです。
🤖 自動売買ボット
グリッド取引ボット・積立ボット・先物マーチンゲールボット・DCA(ドルコスト平均法)ボットなどが用意されています。
グリッド取引ボットは、設定した価格帯で自動的に売買を繰り返すことでレンジ相場で利益を狙う戦略に適しています。
積立ボットは定期的に一定額を自動購入することで長期投資を効率化します。
自動売買ボットを活用すれば、24時間チャートに張り付く必要がなくなります!
💰 ステーキング・資産運用サービス
積立ステーキング・定期ステーキング・流動性マイニング・DeFiマイニングなど、保有する暗号資産を預けることで利回りを得る方法が複数用意されています。
特にキャンペーン期間中には高APR(年率利回り)が提示されることもあり、資産を遊ばせずに運用したいユーザーに人気です。
自動積立ステーキングを活用すれば、手間をかけずに複利効果を狙うことも可能です。
🎨 NFT・Web3サービス
NFTマーケットプレイスやローンチパッド、Web3ウォレット機能が提供されています。
暗号資産の取引だけでなく、NFTの売買や新規プロジェクトへの参加、分散型アプリケーション(DApps)の利用など、次世代のブロックチェーンエコシステムへアクセスできる環境が整備されています。
💳 Bybitカード
保有する暗号資産を法定通貨に換算して日常の買い物や支払いに利用できるデビットカードです。
既に170万枚以上が発行されており、暗号資産を「投資対象」だけでなく「決済手段」としても活用できる利便性が評価されています。
🤝 P2P取引
BTC・ETH・USDC・USDTの4種類の仮想通貨について、ユーザー同士が直接取引できるプラットフォームも提供されています。
法定通貨と暗号資産を柔軟に交換したいユーザーにとって、選択肢の一つとなります。
現物取引だけを利用するユーザーから、高度なデリバティブ戦略を駆使するプロトレーダー、さらには長期保有を前提とした資産運用を重視するユーザーまで、幅広いニーズに対応できる体制が整っている点が、2025年11月時点でのBybitの最大の特徴と言えるでしょう。
初心者から上級者まで、自分のスタイルに合ったサービスを選べるのがBybitの魅力ですね!
Bybitの評判・口コミまとめ【2025年最新版】

Bybit(バイビット)は、世界的に注目を集める海外仮想通貨取引所です。
2018年にシンガポールで設立され、運営会社は「Bybit Fintech Limited」。
デリバティブ取引を中心に、現在では1,000種類以上の銘柄を取り扱い、世界の取引所ランキングでも上位に位置する大手プラットフォームとして成長を続けています。
海外取引所ということで、日本の規制との関係が気になる方も多いのではないでしょうか
日本国内でも多くのトレーダーが利用していますが、金融庁からの警告やアプリストア削除といったニュースを目にして「実際のところどうなのか」と不安を感じている方も少なくないでしょう。
本記事では、実際のユーザーの声をもとに、Bybitの良い評判と悪い評判の両面を公平に分析し、利用を検討する上で必要な判断材料を提供します。
- 日本人の新規口座開設・取引は受付中
- 本人確認(KYC)は問題なく完了可能
- 金融庁から無登録業者として警告を受けている事実あり
現時点(2025年11月19日)において、Bybitは日本人の新規口座開設や取引を受け付けており、本人確認(KYC)も問題なく完了できる状態です。
この点を含め、メリットとデメリットを正確に把握した上で、自己責任での利用判断が求められます。
海外取引所を利用する際は、規制面のリスクも理解した上で慎重に判断することが大切ですね
良い評判7つ(手数料・出金速度・サポート等)
Bybitを実際に利用しているトレーダーから寄せられる高評価ポイントを、具体的なデータとともに整理します。
- 業界最安水準の取引手数料(最大メイカー0.0625%)
- 24時間365日対応の高速出金(1~30分で完了)
- 1,000種類以上の豊富な取扱銘柄
- 最大125倍のレバレッジ取引
- 初心者向けのコピートレード機能
- 24時間365日の日本語サポート
- 最大30,000USDT相当のキャンペーン
📝 1. 業界最安水準の取引手数料
Bybitの現物取引手数料は、メイカー(指値注文)が0.1%、テイカー(成行注文)が0.1%に設定されています。
さらに、取引高に応じたVIPプログラムを活用すれば、最大でメイカー0.0625%、テイカー0.0750%まで手数料率を引き下げることが可能です。
国内取引所の多くが0.1~0.15%前後の手数料を設定していることを考えると、頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとっては大きなコスト削減につながります。
デリバティブ取引においても同様に競争力のある手数料体系が整備されており、レバレッジ取引を中心に活動するユーザーから「手数料負けしにくい」という声が多く聞かれます。
VIPプログラムを活用すれば、取引すればするほど手数料がお得になるのが嬉しいポイントですね!
📝 2. 圧倒的な出金スピード
Bybitの出金処理は24時間365日対応しており、通常1~30分程度で完了します。
特に仮想通貨による出金では、ブロックチェーンのネットワーク状況が良好な場合、10分以内に着金するケースも珍しくありません。
国内取引所では営業時間内のみの対応や、翌営業日持ち越しとなる場合もあるため、迅速な資金移動を重視するトレーダーにとってBybitの出金速度は大きなアドバンテージです。
急な相場変動時に資金を素早く移動させたい、他の取引所の新規上場銘柄に即座に対応したいといったニーズに応えられる点が、実際のユーザーから高く評価されています。
📝 3. 豊富な取扱銘柄と取引ペア
Bybitでは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要通貨はもちろん、アルトコインや新興プロジェクトのトークンまで、1,000種類以上の銘柄を取り扱っています。
国内取引所では購入できないマイナーコインや、DeFi関連トークン、NFT関連銘柄など、多様な投資機会にアクセスできる点は海外取引所ならではの強みです。
新規上場のスピードも速く、話題のプロジェクトが早期に取引可能になることから、「国内取引所では物足りない」と感じている中級者以上のトレーダーから支持を集めています。
国内では取り扱っていないアルトコインに投資したい方には、特に魅力的な選択肢ですね!
📝 4. 最大125倍のレバレッジ取引
Bybitでは通貨ペアによって異なりますが、最大125倍のレバレッジをかけた取引が可能です。
国内取引所では金融商品取引法(e-Gov法令検索)の規制により最大2倍までしかレバレッジをかけられないため、少額資金で大きなポジションを持ちたいトレーダーにとっては魅力的な選択肢となります。
もちろん、高レバレッジ取引はリスクも高まりますが、適切なリスク管理を行える経験豊富なトレーダーであれば、資金効率を大幅に高められる環境が整っています。
📝 5. 充実したコピートレード機能
Bybitの「コピートレード」機能は、初心者でも経験豊富なトレーダーの戦略を自動的にコピーして取引できる仕組みです。
さらに上位版の「コピートレードPro」では、厳選されたプロマスターと呼ばれるトレーダーの高度な戦略を利用でき、初心者でも安定した利益を狙いやすいと評判です。
自分でチャート分析や売買タイミングを判断する自信がないユーザーや、忙しくて取引画面を常時監視できない方にとって、コピートレードは大きな味方となります。
初心者でもプロの戦略をそのまま活用できるので、取引経験が少ない方にもおすすめの機能です!
📝 6. 日本語対応の充実したサポート体制
Bybitは日本語でのカスタマーサポートを提供しており、ライブチャットは24時間365日対応しています。
海外取引所の中には英語のみの対応で日本人ユーザーが困るケースもありますが、Bybitでは公式サイトやアプリのインターフェースも完全日本語化されており、言語面でのハードルが低い点が初心者にも好評です。
ただし、混雑時には日本語での回答までに時間がかかるケースもあるため、即座の対応を期待する場合は注意が必要です。
📝 7. 豊富なキャンペーンとボーナス
Bybitは新規登録者向けのウェルカムボーナスをはじめ、定期的に開催されるキャンペーンが充実しています。
最大30,000USDT相当のボーナスが獲得できるキャンペーンや、ステーキング年利が一時的に数百パーセントに跳ね上がる特別企画など、ユーザーにとってお得な施策が豊富に用意されています。
これらのボーナスを上手く活用すれば、初期投資額を抑えつつ取引を始められるため、リスクを抑えて海外取引所を試してみたいユーザーにとって魅力的な要素です。
キャンペーンを活用すれば、少ない初期投資でも取引を始められるので、まずはボーナスを活用してみるのがおすすめです!
悪い評判5つ(金融庁リスク・使いにくさ等)
一方で、Bybitには利用者が不満を感じている点や、事前に理解しておくべきリスクも存在します。
1. 金融庁からの警告と法的リスク
Bybitは金融庁から「暗号資産交換業の登録を受けずに、日本居住者向けに暗号資産交換業を行っている」として警告を受けています。
日本の資金決済法(e-Gov法令検索)上、国内で暗号資産交換業を行うには金融庁への登録が必要ですが、Bybitは無登録のまま日本人向けにサービスを提供している状態です。
実際に2023年にはBinance(バイナンス)が日本市場から撤退した事例もあり、同様のリスクをBybitも抱えていると考えるべきです。
利用する場合は、あくまで自己責任であり、法的保護が十分でない可能性があることを理解した上で判断する必要がありますね。
2. アプリストアからの削除問題
2024年以降、AppleのApp StoreからBybitを含む複数の海外取引所アプリが削除される事態が発生しました。
これは金融庁の規制強化に対応したAppleの措置と見られています。
既にアプリをインストール済みのユーザーは引き続き利用できますが、新規でのインストールやアップデートに制約が生じるケースがあります。
Android版は比較的制約が少ないものの、iOSユーザーにとってはアプリの利便性が損なわれるリスクがあり、「突然使えなくなるのでは」という不安の声も聞かれます。
3. 通信エラーや動作の不安定さ
海外サーバーを利用している関係上、日本国内からアクセスする際に通信環境によってはエラーが発生しやすいという指摘があります。
特にアプリ版では、接続が不安定になる、ログインに時間がかかる、注文がスムーズに通らないといった不満が一部ユーザーから報告されています。
⚠️ 取引への影響
取引のタイミングが重要な相場環境では、こうした不安定さが致命的な損失につながるリスクもあります。
メインの取引所として利用する場合は、事前に動作確認を十分に行っておくことが大切です。
4. 日本語サポートの対応速度
Bybitは日本語サポートを提供していますが、混雑時や複雑な問い合わせの場合、日本語での回答を得るまでに時間がかかることがあります。
また、電話サポートは提供されておらず、基本的にはライブチャットやメールでの対応となるため、即座に問題を解決したい場合には不便を感じる可能性があります。
国内取引所のように、日本人スタッフが迅速に対応してくれる環境と比較すると、サポート品質の面では劣る部分があると言えます。
5. ステーキング利回りの低さ
Bybitでもステーキングサービスは提供されていますが、他の主要取引所と比較すると通常時の利回りは低めに設定されています。
長期保有を前提に高い利回りを狙いたいユーザーにとっては、物足りなさを感じる場合があるでしょう。
ただし、キャンペーン期間中には年利が数百パーセントに達するような特別企画も実施されるため、タイミングを見計らって活用すればメリットを享受できる可能性もありますよ。
これらの情報をもとに、ご自身の取引スタイルやリスク許容度に照らし合わせて、Bybitが適切な選択肢かどうかを慎重にご判断ください。
Bybitのメリット7つを実データで検証

Bybitは世界トップクラスの仮想通貨取引所として知られていますが、その評判を裏付ける具体的なメリットはどこにあるのでしょうか。
ここでは口コミや主観的な評価ではなく、公式データや実測値に基づいて、Bybitの強みを7つの項目に分けて客観的に検証します。
「なんとなく良さそう」だけで取引所を選ぶのは危険!実際のデータで比較することが大切です。
仮想通貨取引所を選ぶ際、「なんとなく良さそう」という曖昧な印象だけで判断するのはリスクがあります。
取引手数料の実数値、取扱銘柄の正確な数、出金処理の実測時間、サポート体制の具体的な内容など、根拠のあるデータを基に比較検討することが、後悔しない取引所選びにつながります。
- 公式データと実測値に基づく客観的な検証
- 2025年11月19日時点の最新情報を使用
- Bybitの7つの主要メリットを具体的に解説
以下では、Bybitの7つの主要メリットについて、2025年11月19日時点の最新情報と一次情報に基づいて詳しく解説していきます。
海外取引所の利用を検討している方、複数の取引所を比較中の方は、ぜひ参考にしてください。
実データで検証するから、納得して取引所を選べますね!
メリット①業界最安レベルの取引手数料(0.1%)
Bybitの現物取引における取引手数料は、メイカー・テイカーともに0.1%に設定されています。
この手数料率は、海外大手取引所と比較しても競争力のある水準です。
Bybit公式サイトによると、すべての現物取引ペアで一律0.1%の手数料が適用されます。
これは、10万円分の仮想通貨を取引した場合、手数料はわずか100円という計算になります。
また、デリバティブ取引(先物・無期限契約)では、メイカー手数料が0.020%、テイカー手数料が0.055%とさらに低く抑えられています。
デリバティブ取引の手数料はさらに低いので、レバレッジ取引を頻繁に行う方にとっては大きなメリットですね。
国内取引所との手数料比較
国内取引所と比較すると、その優位性はより明確になります。
国内の販売所形式では実質的なスプレッド(買値と売値の差)が3〜5%程度になることも珍しくなく、取引所形式でも手数料が無料〜0.2%程度と幅があります。
頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとって、この手数料差は年間で見ると大きなコスト削減につながります。
販売所形式のスプレッド3〜5%と比べると、Bybitの0.1%がいかに安いかがよくわかります。年間で考えると、手数料だけでかなりの差になりますね。
さらにお得になるVIPプログラム
さらに、Bybitでは取引量に応じたVIPプログラムが用意されており、取引量が増えるほど手数料率が段階的に下がる仕組みも整備されています。
出金手数料も無料であるため、資金の出し入れにかかるコストも最小限に抑えられる点は見逃せないメリットです。
- 現物取引:メイカー・テイカーともに0.1%
- デリバティブ取引:メイカー0.020%、テイカー0.055%
- VIPプログラムで取引量に応じてさらに手数料が下がる
- 出金手数料は無料
メリット②500種類超のアルトコイン・新規銘柄の早期上場
Bybitは2025年11月時点で728種類の仮想通貨を取り扱っており、国内外の取引所の中でもトップクラスの銘柄数を誇ります。
ビットコインやイーサリアムといったメジャー通貨だけでなく、将来性のあるアルトコインや新興プロジェクトのトークンまで幅広くカバーしています。
国内取引所の取扱銘柄数が10〜30銘柄程度なのに対し、Bybitは700種類以上!投資の選択肢が圧倒的に広がりますね。
この豊富な取扱銘柄数は、投資家にとって複数の重要なメリットをもたらします。
第一に、国内取引所では購入できない有望なアルトコインにアクセスできること。
国内取引所の取扱銘柄数は10〜30銘柄程度に限られているため、投資の選択肢が大幅に広がります。
第二に、新規プロジェクトのトークンが早期に上場される傾向があることです。
Bybitは市場で注目されている新規プロジェクトを積極的に取り扱う方針を取っており、プロジェクトの初期段階から投資機会を得られる可能性があります。
これは大きな値上がり益を狙いたい投資家にとって魅力的なポイントです。
- 国内取引所では買えない有望なアルトコインへの投資が可能
- 新規プロジェクトの早期段階から投資できる
- 分散投資や特定セクターへの集中投資など多様な戦略に対応
- 現物・先物・オプション・ステーキングなど多彩な取引方法を選べる
現物取引だけでなく、先物取引、オプション取引、ステーキングなど多彩な取引方法にも対応しており、同じ銘柄でも複数の戦略を組み合わせることができます。
分散投資を行いたい投資家や、特定のセクター(DeFi、NFT、メタバース関連など)に集中投資したい投資家にとって、この銘柄の豊富さは大きなアドバンテージとなります。
DeFiやNFT関連の新しいプロジェクトをいち早くチェックしたい方には、Bybitの早期上場は大きな魅力ですね。
メリット③出金がめちゃくちゃ速い(平均10分以内)
仮想通貨取引所を選ぶ上で、出金のスピードと確実性は極めて重要な要素です。
Bybitの出金処理は24時間365日対応しており、通常1〜30分程度で完了します。
多くのユーザーの実測データでは、平均10分以内に出金が反映されるケースが大半を占めています。
- 出金申請から最大15分以内に処理(公式アナウンス)
- 実測平均:10分以内に反映
- 24時間365日対応
- ブロックチェーン混雑時は遅延の可能性あり
Bybitでは即時出金システムを採用しており、出金申請から最大15分以内に処理されることが公式にアナウンスされています。
この出金スピードの速さは、価格変動が激しい仮想通貨市場において大きな意味を持ちます。
急な価格変動時に素早く資金を移動させたい場合や、他の取引所での裁定取引(アービトラージ)を行う際に、出金の遅延は機会損失につながります。
Bybitの高速出金システムは、こうしたタイムセンシティブな取引戦略を可能にします。
💡 アービトラージを行うトレーダーにとって、出金スピードは利益に直結する重要な要素です。Bybitの高速出金は大きなアドバンテージになります。
💰 出金手数料について
また、出金手数料が無料である点も見逃せません。
一部の取引所では出金のたびに手数料が発生しますが、Bybitではブロックチェーンネットワークの手数料(ガス代)のみが実費として差し引かれる形式となっており、取引所側で上乗せされる手数料はありません。
出金トラブルの報告も他の海外取引所と比較して少なく、KYC認証(本人確認)を完了していれば、スムーズに出金できる体制が整っています。
KYC認証自体も5〜10分程度で完了するため、口座開設後すぐに本格的な取引を開始できます。
- 平均10分以内の高速出金
- 取引所側の出金手数料が無料(ガス代のみ実費)
- 出金トラブルが少なく信頼性が高い
- KYC認証完了で即座に出金可能
メリット④コピートレード・取引ボットが充実している
Bybitは自動売買機能が充実しており、初心者から上級者まで幅広いユーザーが活用できる環境が整っています。
特に注目されるのが「コピートレード」と「取引ボット」の2つの機能です。
- コピートレード:成績優秀なトレーダーの取引を自動コピー
- 取引ボット:コーディング不要で使える自動売買ツール
- 24時間自動取引で感情に左右されない運用が可能
コピートレード機能では、成績優秀なトレーダー(マスタートレーダー)の取引を自動的にコピーすることができます。
利用方法は簡単で、Bybitのプラットフォーム上で「ツール」→「コピートレード」を選択し、フォローしたいマスタートレーダーを選ぶだけです。
各トレーダーの過去の収益率、勝率、取引スタイルなどの詳細データが公開されているため、自分の投資方針に合ったトレーダーを選択できます。
📱 Telegram連携機能
2025年4月には、Telegram内でコピートレードを実行できる機能も追加され、スマートフォンからでも手軽に利用できる環境が整いました。
仮想通貨取引の知識や経験が少ない初心者でも、プロのトレーダーの戦略を活用できるのは心強いですね!
仮想通貨取引の知識や経験が少ない初心者でも、プロのトレーダーの戦略を活用して利益を狙えるのは大きなメリットです。
取引ボットについても、コーディング不要で使える事前設定済みのボットが複数用意されています。
主なボットの種類としては、以下があり、相場状況や投資戦略に応じて使い分けることができます。
- グリッドボット:一定の価格帯で自動的に売買を繰り返す
- DCAボット:ドルコスト平均法で定期的に購入する
- マーチンゲールボット:損失時に購入額を増やして平均取得単価を下げる
相場を24時間監視し続けるのは大変ですが、自動売買ボットなら寝ている間も取引チャンスを逃しません!
これらの自動売買機能は、24時間監視し続けることが難しい兼業トレーダーや、感情に左右されずに機械的に取引したい投資家にとって、強力なサポートツールとなります。
メリット⑤日本語サポートが手厚い(24時間対応)
海外取引所を利用する上で最も不安に感じるのが、トラブル発生時の言語の壁です。
Bybitはこの点において、日本人ユーザーに配慮した充実したサポート体制を整えています。
- 24時間365日対応の日本語ライブチャット
- リアルタイムで日本語による問い合わせが可能
- プラットフォーム全体が完全日本語化
Bybitの日本語サポートは24時間365日対応しており、ライブチャット機能を通じて日本語で問い合わせることができます。
英語が苦手な方でも、母国語で質問し、リアルタイムで回答を得られる環境が整っているため、安心して利用できます。
海外取引所で日本語サポートが24時間利用できるのは大きなメリットですね。深夜にトラブルが起きても安心です。
3つの主要サポートチャネル
サポートチャネルとしては、以下の3つが主に用意されています。
- ライブチャット:最も迅速な対応が期待でき、緊急性の高い問題に素早く対処
- メールサポート:詳細な説明が必要な問い合わせに対応
- ヘルプセンター:日本語で書かれた詳細なガイド記事やFAQが豊富
ライブチャットは最も迅速な対応が期待でき、緊急性の高い問題(出金トラブル、ログインできない、誤送金など)にも素早く対処してもらえます。
充実したヘルプセンター
ヘルプセンターには、日本語で書かれた詳細なガイド記事やFAQが豊富に用意されており、基本的な操作方法から高度な取引戦略まで、自分で調べて解決できる仕組みも整備されています。
初めて海外取引所を使う方でも、ステップバイステップのガイドに従って、スムーズに口座開設や取引を始められます。
基本的な質問ならヘルプセンターで即座に解決できますし、複雑な問題はライブチャットで相談できる二段構えの体制です。
完全日本語化されたプラットフォーム
プラットフォーム自体も完全に日本語化されており、取引画面、設定画面、通知メールなど、すべてのインターフェースが日本語で表示されます。
英語表記による誤操作のリスクが低く、直感的に操作できる点は、日本人ユーザーにとって大きな安心材料です。
📝 日本語対応の範囲
- 取引画面・設定画面の完全日本語化
- 通知メールやアラートも日本語対応
- ヘルプ記事・FAQも日本語で充実
メリット⑥最大100倍のレバレッジ取引ができる
Bybitでは、USDT無期限契約をはじめとするデリバティブ取引において、最大100倍のレバレッジをかけることが可能です。
このハイレバレッジ取引は、少額の資金で大きな利益を狙いたいトレーダーにとって魅力的な機能です。
- 証拠金:10万円
- レバレッジ:100倍
- 取引可能額:1,000万円分のポジション
- 価格1%上昇 = 元本に対して100%(2倍)の利益
レバレッジ取引の仕組みを簡単に説明すると、例えば10万円の証拠金に100倍のレバレッジをかければ、1,000万円分のポジションを持つことができます。
価格が1%上昇すれば、元本に対して100%(2倍)の利益が得られる計算になります。
ハイレバレッジは諸刃の剣です。初心者の方は必ず低いレバレッジから始めることをおすすめします!
Bybitでは、レバレッジの設定は1倍から100倍まで自由に調整できます。
取引画面でスライダーを動かすだけで簡単に設定でき、初心者は低レバレッジから始めて、経験を積むにつれて徐々に倍率を上げていくことも可能です。
マージンモードも「クロスマージン」と「分離マージン」の2種類から選択できます。
| マージンモード | 特徴 |
|---|---|
| クロスマージン | 口座全体の資金を証拠金として使用するモード |
| 分離マージン | 特定のポジションに対してのみ証拠金を割り当てるモード |
リスク許容度や取引戦略に応じて、柔軟に選択できる点は上級者にとって重要な機能です。
🇯🇵 国内取引所との比較
国内取引所では金融庁の規制により、レバレッジは最大2倍までに制限されています。
デイトレードやスキャルピングなど、短期的な価格変動で利益を狙う取引スタイルの投資家にとって、Bybitの高レバレッジ環境は大きなアドバンテージとなります。
国内最大2倍に対して海外取引所では100倍。この違いが短期トレーダーに人気の理由ですね。ただし、リスクも高くなることは忘れずに!
メリット⑦Bybitカードで仮想通貨を日常決済に使える
Bybitは2024年から、Mastercard提携の仮想通貨デビットカード「Bybitカード」を提供しています。
このカードを利用することで、保有している仮想通貨を世界中のMastercard加盟店で日常的な決済に使用できるようになります。
- 仮想通貨を法定通貨に換金せず直接決済可能
- Mastercard加盟店で世界中どこでも利用できる
- 決済時に自動で法定通貨に変換される仕組み
- デビットカード形式で日常利用に対応
Bybitカードの最大の特徴は、仮想通貨を法定通貨に換金することなく、直接決済に利用できる点です。
カードで支払いを行う際、Bybit口座内の仮想通貨が自動的にその場で法定通貨に変換され、加盟店への支払いが完了します。
これにより、仮想通貨を一度取引所から出金して銀行口座に送金する手間が省け、よりシームレスに仮想通貨を活用できます。
仮想通貨を持っているだけでなく、実際に「使える」ようになるのは大きなメリットですね!
Mastercardが使える店舗であればどこでも利用可能なため、コンビニ、スーパー、レストラン、オンラインショッピングなど、幅広いシーンで活用できます。
デビットカード形式のため、クレジットカード取引には利用できませんが、日常的な買い物には十分対応できます。
💳 Bybitカードの手数料体系
| 項目 | 手数料 |
|---|---|
| 暗号資産変換手数料 | 0.9%(ワンクリック販売為替レートに加えて) |
| 年間手数料 | 0% |
| FXパディング | 0% |
| 最低換算額 | 1ユーロまたは1米ドル |
手数料面では、暗号資産の変換手数料が0.9%かかります(Bybitのワンクリック販売為替レートに加えて)。
また年間手数料は0%、FXパディングも0%と、維持コストが抑えられた設計になっています。
最低換算額は1ユーロまたは1米ドルと設定されています。
年間手数料が無料なので、持っているだけでコストがかからないのは安心ですね。
Bybitカードは、仮想通貨を単なる投資対象としてだけでなく、実生活で使える「通貨」として活用したいユーザーにとって、新しい選択肢を提供しています。
Bybitのデメリット5つと対処法

Bybitは世界中で数千万人が利用する大手暗号資産取引所ですが、日本人ユーザーが利用する上では看過できないデメリットも存在します。
金融庁による警告、日本円の取り扱い制限、複雑な機能設計など、利用前に正確に理解しておくべきリスクがあります。
海外取引所を使う前に、どんなリスクがあるのかしっかり把握しておくことが大切です
ここでは、Bybitの主要な5つのデメリットとその対処法を、公式情報や行政機関の見解をもとに詳しく解説します。
これらのリスクを理解した上で、自分に適した取引所かどうかを判断してください。
デメリット①日本の金融庁に未登録(利用は自己責任)
金融庁は公式サイトで無登録業者について警告を発しており、「無登録業者と取引した場合、トラブルが生じても日本の法律による保護を受けられない可能性がある」と注意喚起しています。
金融庁のサイトでは無登録業者のリストが公開されています。利用前に必ず確認しましょう。
資金決済に関する法律第63条の2では、日本居住者向けに暗号資産交換業を行う場合は金融庁への登録が義務付けられています。
Bybitはこの登録を行わずに日本語サービスを提供しているため、金融庁の無登録業者リストに掲載されています。
ただし、利用者側を罰する法律は現時点で存在しないため、日本人がBybitを利用すること自体は違法ではありません。
⚠️ 無登録業者利用のリスク
無登録業者を利用するリスクは理解しておく必要があります。
万が一Bybitが破綻した場合や、出金トラブルが発生した場合、日本の金融商品取引法や資金決済に関する法律による保護は受けられません。
国内取引所であれば金融庁の監督下にあり、顧客資産の分別管理が法的に義務付けられていますが、海外取引所にはその保証がありません。
国内取引所と違って、トラブル時の補償や救済措置がないという点は要注意です。
- 余剰資金の範囲内で利用:Bybitに預ける資金は全資産ではなく、失っても生活に支障のない範囲に留める
- 自己管理ウォレットへの移動:取引に使わない資金はハードウェアウォレットなど自分で管理できるウォレットに移す
- 規制動向の定期確認:金融庁の無登録業者リストや海外取引所に関する規制動向を定期的に確認し、リスクを常に意識する
デメリット②日本円の直接入出金ができない
- Bybitは日本円の直接入出金に非対応
- 国内取引所を経由した二段階の手順が必要
- P2P取引や送金手数料の安い通貨で対処可能
Bybitは海外取引所であるため、日本円を銀行口座から直接入金したり、日本円で出金したりすることができません。
これは日本の銀行が犯罪による収益の移転防止に関する法律(e-Gov法令検索)に基づくマネーロンダリング防止の観点から、金融庁に登録されていない海外暗号資産取引所への送金を制限しているためです。
海外取引所を使うときは、必ず国内取引所を経由する必要があるんですね。少し手間がかかりますが、安全性を考えると仕方ない部分です。
📝 Bybit利用時の入出金手順
この制約により、Bybitを利用する際は以下のような手順が必要になります。
国内取引所(bitFlyerやCoincheckなど)で日本円を入金し、暗号資産(リップルやステラルーメンなど送金手数料が安い通貨)を購入します。
購入した暗号資産をBybitのウォレットアドレスに送金します。
Bybit内で取引したい通貨に交換する、という流れです。
出金時も同様に、Bybitから国内取引所に暗号資産を送り、国内取引所で日本円に換金してから銀行口座に出金する必要があります。
送金先アドレスを間違えると資産を失う可能性があるため、初回送金時は必ず少額でテスト送金を行うべきです。
また、国内取引所からBybitへの送金には数分から数十分かかることがあり、価格が大きく変動する相場では機会損失につながる可能性もあります。
初めて送金するときは緊張しますよね。必ず少額でテストしてから本番の送金を行いましょう!
💡 効果的な対処法
対処法としては、P2P取引の活用が挙げられます。
BybitにはP2P(個人間取引)機能があり、日本円を持つ個人と暗号資産を直接交換できます。
P2P取引の手数料は無料ですが、取引相手の信頼性を見極める必要があり、初心者には難易度が高い面もあります。
また、送金手数料が安い暗号資産(XRPやXLMなど)を選ぶこと、国内取引所の送金手数料を比較して最も安い業者を選ぶことも重要です。
デメリット③機能が多すぎて初心者には複雑
Bybitは現物取引、デリバティブ取引、コピートレード、ステーキング、NFT、Launchpad、取引ボット、P2P取引など、非常に多くの機能を提供しています。
中上級者にとっては多様な取引戦略を実現できる魅力的な環境ですが、暗号資産取引の初心者には圧倒的に複雑に感じられることがあります。
機能が豊富なのは良いことですが、初心者の方にとっては「どこから手をつければいいの?」と戸惑ってしまうのが正直なところです。
アプリやWebサイトのインターフェースも、多機能であるがゆえに情報量が多く、「どこで何ができるのか」「どのボタンを押せばいいのか」が直感的に理解しにくい構造になっています。
公式サイトやヘルプセンターには日本語での説明がありますが、専門用語が多く、初心者が理解するには時間がかかります。
また、機能のアップデートが頻繁に行われるため、インターフェースが変わったり新機能が追加されたりして、慣れるまでに時間がかかる側面もあります。
- 最初は「現物取引」のみに集中する
- デリバティブや複雑な機能には手を出さない
- 公式チュートリアル動画やヘルプセンターを活用
- 少額で実際に操作して学ぶ
- 日本語カスタマーサポートを積極的に活用
対処法としては、まず利用する機能を絞ることが最も重要です。
初心者であれば、最初は「現物取引」のみに集中し、デリバティブや複雑な機能には手を出さないことを推奨します。
Bybitの「現物取引」は、国内取引所と同じような感覚で暗号資産を売買できるため、比較的わかりやすいです。
加えて、公式のチュートリアル動画やヘルプセンターの記事を活用し、少額で実際に操作してみることが有効です。
デモトレード機能は提供されていないため、最小限の資金で実際の取引を体験しながら学ぶ必要があります。
また、日本語のカスタマーサポート(チャットサポート)を利用し、わからないことは遠慮なく質問することも大切です。
焦らず、まずは基本の現物取引から始めて、徐々に慣れていくのがおすすめです。最初から全ての機能を使いこなそうとしなくても大丈夫ですよ。
デメリット④クレジットカード入金の手数料が高い(3.5%)
- 手数料が約3.5%と非常に高額
- 日本発行のカードは利用できないケースが多い
- 入金専用で出金経路として使用不可
- 国内取引所経由の送金なら数十円〜数百円に抑えられる
Bybitではクレジットカード(VisaやMastercard)を使って暗号資産を直接購入できますが、手数料が約3.5%と非常に高額です。
たとえば10万円分の暗号資産を購入すると、3,500円の手数料がかかる計算になります。
この手数料は決済代行業者や為替手数料などが含まれており、他の入金方法と比較すると明らかに割高です。
10万円で3,500円の手数料は、かなり高いコストですね。頻繁に入金する場合は大きな負担になってしまいます。
📌 日本のクレジットカードの利用制限
さらに、クレジットカード入金は利用できるカードブランドやカード発行会社が限られており、日本で発行されたカードの多くは利用できないという問題もあります。
2024年4月にBybit公式が公開した情報によれば、日本のクレジットカードの多くは暗号資産取引への利用が制限されているため、入金できないケースが多いとされています。
💡 賢い対処法:国内取引所経由の送金を活用
対処法としては、クレジットカード入金を避け、前述の「国内取引所経由での暗号資産送金」を利用することが最も賢明です。
国内取引所から暗号資産を送金する場合、送金手数料は通貨にもよりますが数十円から数百円程度に抑えられます。
たとえばリップル(XRP)の送金手数料は多くの国内取引所で無料または数十円程度であり、クレジットカードの3.5%と比較すると圧倒的に低コストです。
| 入金方法 | 手数料目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| クレジットカード | 約3.5% | 10万円で3,500円の負担 |
| 国内取引所経由(XRP等) | 数十円〜数百円 | 圧倒的に低コスト |
| P2P取引 | 無料 | 時間がかかる・相手の信頼性確認が必要 |
同じ10万円の入金でも、クレジットカードなら3,500円、XRPの送金なら数十円。この差は見逃せませんね!
また、BybitのP2P取引を活用すれば、手数料無料で日本円から暗号資産に交換できます。
ただしP2P取引は取引相手の信頼性確認や取引完了までの時間がかかる点に注意が必要です。
デメリット⑤将来的な規制強化・日本撤退のリスク
既にアプリをダウンロード済みのユーザーは引き続き利用できますが、新規ユーザーはApp Storeからのダウンロードができなくなっています(2025年11月19日現在、Androidでは引き続きダウンロード可能ですが、状況は変化する可能性があります)。
App Store削除は序章に過ぎません。今後の規制動向には十分な注意が必要です。
金融庁は資金決済に関する法律に基づき無登録業者に対する監視を強化しており、将来的に日本居住者向けのサービス提供を完全に禁止する法改正が行われる可能性もゼロではありません。
実際、過去にはBinanceなどの大手取引所が日本市場から一時撤退したり、サービスを制限したりした事例があります。
⚠️ 日本撤退時の想定リスク
もしBybitが日本市場から撤退した場合、日本居住者のアカウントが凍結されたり、新規取引が制限されたりする可能性があります。
最悪のケースでは、一定期間内に資産を引き出さなければならず、その期間を過ぎると引き出しが困難になるリスクも考えられます。
また、規制強化により銀行や国内取引所がBybitへの送金を完全に遮断する可能性もあります。
対処法としては、以下のリスク管理が不可欠です。
- 大きな資産を長期間預けない:取引に必要な資金のみを預け、定期的に国内取引所や自己管理ウォレットに移す
- 公式情報を定期的にチェック:Bybitの公式ブログやTwitter、金融庁のWebサイトで最新情報を確認
- 代替取引所の口座を事前開設:Binanceなど他の海外取引所や国内取引所の口座を複数持ってリスク分散
- 自己管理ウォレットのスキル習得:ハードウェアウォレットやソフトウェアウォレットで資産管理するスキルを身につける
「取引所に依存しすぎない」という視点が、長期的な資産保護の鍵になります。
取引所に依存しすぎない資産管理が、長期的なリスク回避につながります。
「Bybit やばい」は本当?日本人が使うリスクを解説

「Bybitはやばい」「危険」といった情報を目にして、利用を迷っている方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、金融庁からの警告やアプリストアからの削除といった事実は存在しますが、その背景や実態を正確に理解することが重要です。
感情的な「やばい」という言葉だけで判断せず、具体的な事実に基づいて考えることが大切ですね。
Bybitは世界的に利用者数が多く、取扱通貨数も700種類以上と豊富な海外暗号資産取引所です。
しかし、日本の金融庁に登録していない「無登録業者」であるため、日本国内での営業活動が制限されている状態にあります。
📌 2025年2月のハッキング被害について
2025年2月には約1.5億ドル(約1,500億円相当)という史上最大規模のハッキング被害が発生し、Bybit側は顧客資産の全額補償を表明しました。
この事件により、セキュリティ面での不安を感じるユーザーも増えましたが、補償対応や事後のセキュリティ強化の姿勢も評価すべき点です。
ハッキング被害は深刻ですが、全額補償を表明した対応は評価できますね。ただし、今後の動向には注意が必要です。
- 金融庁の警告内容と背景
- アプリストアからの削除の経緯
- 日本人が利用する際の法的リスク
本記事では、金融庁の警告内容、アプリ削除の経緯、日本人が利用する際の法的リスクについて、公式情報や行政機関の発表に基づき正確に解説します。
感情的な「やばい」という言葉に惑わされず、冷静にリスクとメリットを天秤にかけて判断しましょう。
金融庁の警告とは?Bybitは日本で使えなくなるのか
金融庁は、Bybitに対して過去3回にわたり警告を発出しています。
具体的には2021年5月28日、2023年3月31日、そして直近では2024年11月28日に警告が行われました。
この警告内容は、金融庁のウェブサイト上で「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」として公開されており、誰でも確認できます。
金融庁のサイトでは、無登録で営業している海外取引所の一覧が定期的に更新されているんです。
この法律では、日本国内で暗号資産交換業を営む場合、金融庁への登録が義務付けられています。
Bybitは日本の金融庁に登録せずに日本人向けにサービスを提供しているため、法律違反として警告を受けている状態です。
📝 利用者への影響について
ただし、この警告は「事業者」に対するものであり、「利用者」を対象としたものではありません。
つまり、金融庁が問題視しているのはBybit側の無登録営業であって、日本人ユーザーが利用すること自体を直接禁止しているわけではないのです。
今後、日本で使えなくなる可能性はあるのか?
結論から言えば、現時点(2025年11月19日時点)でBybitが日本人の利用を完全に禁止したり、日本市場から撤退するという公式発表は出ていません。
過去には、同じく金融庁の警告を受けた海外取引所Binanceが2023年に日本人向けサービスを段階的に停止した事例がありますが、Bybitは現在もサービスを継続しています。
Binanceの事例があるので、「いつか使えなくなるかも」という不安を持つ方も多いですよね。
金融庁が取引所に対する圧力を強めたり、AppleやGoogleに対してさらなる対応を求めたりすることで、実質的に利用が困難になるシナリオも考えられます。
また、Bybit側が日本市場におけるリスクを鑑みて自主的にサービスを停止する可能性も否定できません。
- Bybitに全資産を預けず、国内の登録済み取引所と併用する
- 定期的に出金して外部ウォレットで管理する
- 分散投資の考え方を取り入れる
BybitアプリがApp Storeから消えた理由と今の状況
2025年2月6日、Bybitの公式アプリがAppleのApp Storeから削除されました。
これに先立ち、金融庁がAppleに対してBybitを含む無登録業者のアプリ削除を要請したことが報じられています。
Google Play Storeに対しても同様の要請が行われており、現在、日本国内の公式アプリストアから新規ダウンロードすることはできません。
金融庁は以前からBybitに対して警告を出しており、今回のアプリストア削除要請は規制強化の一環として実施されたものです
この措置の背景には、金融庁による無登録業者への規制強化があります。
警告を繰り返しても改善が見られない事業者に対し、より実効性のある対策として、アプリストアからの削除要請という手段が取られたと考えられます。
現在の利用方法は?
アプリが削除される前にインストール済みのユーザーは、引き続きアプリを使用できる場合がありますが、アップデートができないなどの制約が生じる可能性があります。
新規ユーザーや再インストールが必要になったユーザーは、以下の方法で利用を続けることができます。
📱 1. Web版(ブラウザ版)の利用
Bybitの公式サイトにブラウザからアクセスし、ログインして取引を行う方法です。
スマートフォンのSafariやChromeからアクセスし、「ホーム画面に追加」機能を使えば、アプリのようにアイコンから素早くアクセスできます(PWA:Progressive Web App)。
機能面ではアプリ版とほぼ同等で、入出金や取引、ポジション管理など主要な操作はすべて可能です。
Web版はアプリと同じように使えるので、最も手軽で安全な方法としておすすめです
🌏 2. 海外のApple IDを作成してダウンロード
Apple IDの国・地域設定を変更するか、新規に海外(例:シンガポールや香港)のApple IDを作成することで、該当地域のApp StoreからBybitアプリをダウンロードできます。
🤖 3. APKファイルからのインストール(Android)
Androidユーザーの場合、Bybitの公式サイトからAPKファイルを直接ダウンロードしてインストールする方法があります。
今後再び使えなくなる可能性は?
Web版の利用については、現時点で技術的に制限することは困難です。
ただし、金融庁がプロバイダーに対してBybitへのアクセス制限を要請したり、Bybit側が日本からのIPアドレスをブロックしたりすれば、利用できなくなる可能性もあります。
こうした措置が取られるかどうかは、今後の規制動向次第といえるでしょう。
現時点ではWeb版は問題なく利用できますが、今後の規制状況には注意が必要です
日本人が利用する法的リスクと自己責任の範囲
Bybitを日本人が利用することは、現行法では違法ではありません。
資金決済法第63条の2は、「暗号資産交換業を営む者」に対して登録を義務付けているものであり、利用者を罰する規定は存在しないためです。
金融庁の警告も事業者に向けたものであり、ユーザーが利用したことで罰則を受けた事例は報告されていません。
1. 金融庁の保護対象外
日本の金融庁に登録していない取引所を利用する場合、金融商品取引法や資金決済法に基づく利用者保護の対象外となります。
具体的には、以下のような保護が受けられません。
- 分別管理の義務(顧客資産と自社資産の分別保管)
- 財務状況の定期報告や監査
- トラブル発生時の金融庁への相談・救済措置
万が一、Bybitが経営破綻したり、出金拒否などのトラブルが発生した場合、日本の行政機関に救済を求めることは極めて困難です。
2. ハッキング・セキュリティリスク
2025年2月には約1.5億ドル相当のハッキング被害が発生しました。
Bybitは顧客資産の全額補償を表明しましたが、この補償は法的義務ではなく、あくまで企業の自主的な対応です。
今後同様の事態が起きた場合も同じ対応が取られる保証はありません。
🔐 セキュリティ対策の限界
Bybitはコールドウォレットやマルチシグネチャなどのセキュリティ対策を講じていますが、今回の事件では署名者のデバイスが侵害されるという高度な攻撃を受けました。どれだけ対策を講じても、絶対に安全とは言い切れないのが現実です。
3. 突然のサービス停止リスク
先述のとおり、今後の規制次第では日本人向けサービスが突然停止される可能性があります。
その場合、資産の出金期限が設けられることが一般的ですが、混乱によりスムーズに出金できない可能性もゼロではありません。
4. 税務リスク
海外取引所での取引であっても、日本の居住者である限り、利益には課税義務が生じます。
確定申告を怠った場合、無申告加算税や延滞税が課される可能性があります。
取引履歴の管理や適切な申告が必要です。
自己責任の範囲とは
具体的には以下のような心構えが求められます。
- 失っても生活に支障が出ない余剰資金の範囲で利用する
- 取引所に長期間大きな資産を預けたままにしない
- 定期的に外部ウォレットへ出金し、分散管理する
- 公式情報や規制動向を定期的にチェックする
- トラブル発生時に泣き寝入りする可能性があることを理解する
Bybitは手数料の安さや取扱通貨の豊富さ、最大100倍のレバレッジなど、魅力的な機能が多い取引所です。しかし、それらのメリットを享受するためには、相応のリスクを引き受ける必要があることを忘れてはいけません。
国内の登録済み取引所と海外取引所をうまく使い分け、それぞれの強みを活かしながらリスクを分散させることが、賢明な投資家としての姿勢といえるでしょう。
Bybitの安全性を徹底チェック:セキュリティとリスク管理

Bybitを利用する上で最も気になるのが「資産を預けても本当に安全なのか」という点です。
2025年2月には約15億ドル(約1.4兆円)という史上最大規模のハッキング被害が発生し、セキュリティ体制への不安が高まっています。
しかし、Bybitは顧客資産の全額補償を迅速に表明し、実際に補償を実施しました。
史上最大規模のハッキング被害という大きな事件でしたが、全額補償が実施されたことは評価できるポイントですね。ただし、今後も同様の対応が保証されているわけではない点には注意が必要です。
Bybitは世界トップクラスの取引量を誇る海外仮想通貨取引所であり、金融庁から警告を受けているものの、日本人が利用すること自体に違法性はありません。
ただし、無登録業者であるため、トラブル発生時の法的保護は国内取引所よりも限定的です。
このため、セキュリティ体制と資産管理の仕組みを正確に理解し、自己防衛策を徹底することが不可欠です。
本セクションでは、Bybitがどのようにユーザー資産を管理しているのか、過去のハッキング被害とその補償実績、そして自分でできるセキュリティ対策について、公式情報と一次資料に基づいて詳しく解説します。
- Bybitの資産管理体制とセキュリティ対策
- 2025年2月の大規模ハッキング被害と補償実績
- ユーザー自身で実施すべきセキュリティ対策
- 海外取引所特有のリスクと法的保護の限界
資産管理の仕組み(コールドウォレット・保険基金)
Bybitは多層的なセキュリティ体制によってユーザー資産を保護しています。
公式サイトによれば、顧客資金の大部分はオフライン環境の「コールドウォレット」に保管されており、インターネットから物理的に隔離されているため、外部からの不正アクセスリスクを大幅に低減しています。
- マルチシグネチャー(複数の署名鍵が必要な仕組み)
- 隔離実行環境(TEE: Trusted Execution Environment)
- しきい値署名(TSS: Threshold Signature Scheme)
コールドウォレットには、マルチシグネチャー(複数の署名鍵が必要な仕組み)、隔離実行環境(TEE: Trusted Execution Environment)、しきい値署名(TSS: Threshold Signature Scheme)といった最先端技術が組み合わされています。
これにより、単一の秘密鍵が漏洩しただけでは資産が流出しない設計になっています。
複数の鍵が必要な仕組みなので、一つの鍵が盗まれても安心ですね
一方、日常的な入出金に使用される「ホットウォレット」には必要最小限の資産のみが保管され、24時間体制の監視システムによって異常なトランザクションを検知する体制が整えられています。
💰 保険基金(Insurance Fund)について
Bybitは、デリバティブ取引(先物・無期限契約)において「保険基金」を運用しています。
これはトレーダーが過度の損失を被った際に自動清算(強制ロスカット)を実行する際、相手方ポジションの損失を補填するための積立金プールです。
保険基金の主な財源は、清算時に発生した残余証拠金や取引手数料の一部です。
この仕組みにより、市場の急変動時でもトレーダー間の損失の連鎖を防ぎ、システム全体の安定性を保っています。
保険基金は取引での損失を補填する仕組みで、セキュリティ事故の補償とは別物です
🔍 準備金証明(Proof of Reserves)
Bybitは透明性向上のため、第三者監査機関による準備金証明(PoR)を定期的に公開しています。
これにより、取引所が公表している顧客資産残高と実際に保有している仮想通貨の量が一致しているかを検証可能にしています。
ただし、完全な財務監査ではないため、負債状況や経営実態まで保証されるものではありません。
- 顧客資金の大部分はコールドウォレットで安全に保管
- 保険基金は取引上の損失補償が目的
- 準備金証明で資産保有を定期的に検証
- ハッキング等のセキュリティ事故は保険基金の対象外
過去のハッキング被害と補償実績
Bybitは2025年2月21日、過去最大規模となる約15億ドル相当のハッキング被害に遭いました。
攻撃はイーサリアムのコールドウォレットを標的とし、マルチシグネチャーウォレットの脆弱性を突いた高度なものでした。
セキュリティ企業Chainalysisの調査により、北朝鮮のハッカー集団「Lazarus Group」の関与が強く疑われています。
コールドウォレットが狙われるという、これまでの常識を覆す事件でした。しかしBybitの対応は迅速で、顧客保護を最優先にしていた点は評価できます。
補償対応の経緯
ハッキング発覚後、Bybitは迅速に以下の対応を実施しました:
CEO Ben Zhou氏は事件発生後24時間以内に、顧客資産の全額補償を公式に発表しました。
提携企業や投資家から緊急のブリッジローン(つなぎ融資)を確保し、自己資本で損失をカバーしました。
ハッキングされたウォレット以外のコールドウォレットは影響を受けておらず、ユーザーの出金処理は通常通り継続されました。
Chainalysisなど複数のセキュリティ企業と連携し、盗まれた資産の追跡と回収活動を継続中です。Bybitは「サイバーセキュリティの最高峰の頭脳」に協力を呼びかけ、情報提供に対する報酬プログラムも開始しています。
補償の実績
Bybitは事件後、実際に顧客への補償を完了したと発表しています。
ユーザーアカウントの残高は事件前の状態に復旧され、個人投資家が直接的な損失を被ることはありませんでした。
この迅速な補償対応は、十分な自己資本と流動性を持っていたことの証明であり、一定の信頼性を示すものと言えます。
- 24時間以内に全額補償を表明
- 自己資本とブリッジローンで損失をカバー
- 顧客は直接的な損失を被らず
- 出金業務は継続して運営
Bybitは再発防止のためセキュリティ体制の全面的な見直しと強化を約束していますが、海外取引所を利用する際は常に一定のリスクがあることを認識しておく必要があります。
どんなに大手の取引所でもハッキングのリスクはゼロにはできません。分散投資やリスク管理の重要性を再認識させられる事件でした。
過去の主な事件
2025年2月以前、Bybitは大規模なハッキング被害の公表実績はありませんでした。
しかし、今回の事件により、大手取引所であってもサイバー攻撃の標的となり得ることが改めて明らかになりました。
自分でやっておくべきセキュリティ設定3つ
取引所側のセキュリティ対策だけに頼るのではなく、ユーザー自身が実施できる防衛策を徹底することが重要です。
Bybit公式も推奨している以下の3つの設定は、アカウント作成後すぐに実施しましょう。
これから紹介する3つの設定は、どれも無料で数分で完了します。面倒に感じるかもしれませんが、資産を守るための最低限の防衛策として必ず実施してくださいね。
1. 二段階認証(2FA)の有効化【最重要】
二段階認証(Two-Factor Authentication)は、ログイン時にパスワードに加えて時間ベースのワンタイムコード(6桁の数字)を要求する仕組みです。
これにより、万が一パスワードが漏洩しても、第三者による不正ログインを防ぐことができます。
Bybitでは以下の2FA方式が利用可能です:
- Google Authenticator(推奨):スマートフォンアプリで生成されるコードを使用。SMS認証よりも安全性が高く、SIMスワップ攻撃のリスクがありません。
- SMS認証:電話番号宛てにコードが送信される方式。利便性は高いものの、SIMハイジャックのリスクがあるため、可能であればGoogle Authenticatorを推奨します。
📝 設定方法
Bybitにログイン後、「アカウント」→「セキュリティ」→「Google認証」から設定できます。
バックアップコード(リカバリーキー)は紙に印刷して安全な場所に保管してください。
スマートフォンを紛失した際の唯一の復旧手段です。
2. アンチフィッシングコードの設定
アンチフィッシングコードは、Bybitから送信される正規のメールであることを確認するための独自の文字列です。
フィッシング詐欺(偽メールによる誘導)は仮想通貨業界で最も多い被害手口の一つであり、見た目が本物そっくりの偽サイトに誘導され、ログイン情報を盗まれるケースが後を絶ちません。
実際に、Bybitを装った偽メールの報告は多数あります。アンチフィッシングコードを設定しておけば、本物かどうか一目で判断できますよ。
📝 設定方法
「アカウント」→「セキュリティ」→「アンチフィッシングコード」から、自分だけが分かる文字列(例:「MyCode2025」など)を設定します。
設定後、Bybitから届くすべての公式メールの件名または本文にこのコードが記載されるようになります。
コードがないメールは偽物と判断できます。
3. 出金アドレスのホワイトリスト登録
ホワイトリスト機能を有効にすると、事前に登録した仮想通貨アドレスにしか出金できなくなります。
万が一アカウントが乗っ取られても、攻撃者が任意のアドレスに資産を送金することを防げるため、被害を最小限に抑えられます。
📝 設定方法
「アカウント」→「セキュリティ」→「出金アドレス管理」から、普段使用するウォレットアドレス(ハードウェアウォレットや国内取引所のアドレスなど)を登録します。
新しいアドレスの追加には24〜48時間の待機期間が設定されるため、緊急時の不正出金を遅延させる効果もあります。
ホワイトリストは少し不便に感じるかもしれませんが、不正出金を防ぐ最後の砦になります。普段使うアドレスだけ登録しておけば、日常の取引には影響しません。
その他の推奨対策
上記3つに加えて、以下の対策も併せて実施することで、セキュリティレベルをさらに高められます:
- パスワードの強化:大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた16文字以上のパスワードを使用し、他のサービスと使い回さない。
- 出金時のメール・SMS通知確認:出金リクエストがあった際は必ず通知を確認し、身に覚えのない出金はすぐにカスタマーサポートに連絡。
- 大きな資金はハードウェアウォレットへ移動:長期保有する資産や大きな金額は、LedgerやTrezorなどのハードウェアウォレット(コールドウォレット)に移し、取引所には必要最小限の資金のみを置く。
- 公衆Wi-Fiでの取引を避ける:カフェや空港などの公衆Wi-Fiは盗聴リスクがあるため、重要な取引は自宅やVPN経由で行う。
(2025年11月19日時点の情報)
Bybit vs 主要取引所の比較【2025年11月版】

海外仮想通貨取引所の選択において、Bybitは有力な候補のひとつですが、他の主要取引所と比較して本当に自分に最適なのか迷う方も多いでしょう。
本章では、2025年11月時点の最新情報をもとに、Bybitと主要な海外・国内取引所を客観的なデータで比較します。
取引所選びは「どこが一番か」ではなく、「自分の目的に合っているか」という視点が大切です!
取引所選びは、手数料や取扱通貨数だけでなく、レバレッジ倍率、セキュリティ体制、日本語対応、そして自分の取引スタイルとの相性を総合的に判断する必要があります。
単純に「どの取引所が最も優れているか」ではなく、「自分の目的に合っているか」という視点で比較することが重要です。
以下では、世界最大級の取引所Binance、成長著しいOKXやBitget、そして日本の金融庁登録を受けた国内取引所との比較を通じて、Bybitの立ち位置と特徴を明確にしていきます。
各取引所の公式情報をもとに、5つの重要項目で詳細に検証します。
- 取引手数料の比較
- 取扱通貨数とレバレッジ倍率
- セキュリティ体制
- 日本語対応レベル
- 取引スタイル別の相性診断
Bybit vs Binance:5項目で比較
BybitとBinanceは、いずれも世界トップクラスの取引量を誇る海外仮想通貨取引所です。
両者はしばしば比較対象となりますが、実際にはそれぞれ異なる強みを持っています。
ここでは、取引手数料、取扱通貨数、レバレッジ倍率、セキュリティ、日本語対応の5項目で詳細に比較します。
取引手数料の比較
取引手数料の比較では、両取引所とも競争力のある水準を維持しています。
Bybitの現物取引手数料は、VIP 0レベルでメイカー0.1500%、テイカー0.2000%です。
一方、Binanceも同様に低水準の手数料体系を採用しており、独自トークンBNBを利用することでさらに手数料を削減できる仕組みがあります。
デリバティブ取引においても両者は競合しており、頻繁に取引するトレーダーにとっては大きな差はありません。
BinanceのBNB保有による手数料割引は魅力的ですが、Bybitもシンプルで分かりやすい手数料体系を提供しています。
取扱通貨数
取扱通貨数においては、Binanceが優位性を持つ傾向があります。
Binanceは世界最大級の取引所として600銘柄以上のレバレッジ取引に対応しており、現物取引でも豊富な選択肢を提供しています。
Bybitも主要なアルトコインから新興トークンまで幅広くカバーしていますが、絶対数ではBinanceに及びません。
ただし、Bybitは厳選された銘柄を扱うことで流動性を確保し、取引の安定性を重視しています。
📊 取扱銘柄数の比較
- Binance:600銘柄以上、多様な新興トークンも取扱
- Bybit:厳選された銘柄、流動性と安定性重視
レバレッジ倍率
レバレッジ倍率の面では、Bybitは最大125倍(一部ペアでは100倍)のレバレッジを提供しています。
Binanceも同様に高倍率のレバレッジ取引が可能であり、USDT-M先物とCOIN-M先物の両方で最大125倍まで設定できる通貨ペアがあります。
レバレッジ倍率は両取引所ともほぼ同等。ハイレバレッジ取引を希望する方はどちらを選んでも問題ありません。
セキュリティ体制
セキュリティ体制については、両取引所とも業界標準以上の対策を講じています。
Bybitは過去にハッキング被害を受けた経験がありますが、その後セキュリティ体制を大幅に強化し、透明性のある対応で信頼回復に努めました。
Binanceも世界最大級の取引所として、多層的なセキュリティ対策と保険基金を備えています。
どちらも二段階認証、コールドウォレット保管、出金時の承認システムなど、ユーザー資産を守る仕組みを実装しています。
- 二段階認証(2FA)の導入
- コールドウォレットによる資産保管
- 出金時の承認システム
- 保険基金による補償体制
日本語対応とサポート品質
日本語対応とサポート品質では、Bybitが一歩リードしています。
Bybitは公式サイト、アプリ、カスタマーサポートのすべてで日本語に完全対応しており、24時間365日のチャットサポートも日本語で受けられます。
Binanceも日本語対応はしているものの、日本市場向けには別途Binance Japanという金融庁登録の国内取引所を展開しており、グローバル版のBinanceとは取扱銘柄やサービス内容が異なります。
日本人トレーダーにとって、完全日本語対応のBybitは非常に使いやすい環境が整っています。
| 比較項目 | Bybit | Binance |
|---|---|---|
| 取引手数料 | メイカー0.15% テイカー0.20% | 競争力のある水準 BNB割引あり |
| 取扱通貨数 | 厳選された銘柄 流動性重視 | 600銘柄以上 業界最大級 |
| レバレッジ | 最大125倍 | 最大125倍 |
| セキュリティ | 業界標準以上 透明性の高い対応 | 多層的対策 保険基金あり |
| 日本語対応 | 完全対応 24時間日本語サポート | 対応あり 別途国内版あり |
🎯 総合評価
総合的に見ると、Binanceは取扱銘柄の豊富さとエコシステムの広さで優れており、多様な銘柄で取引したい上級者向けです。
一方、Bybitは日本語サポートの充実度と使いやすいインターフェースで、日本人トレーダーにとってアクセスしやすい選択肢と言えます。
Bybit vs OKX・Bitget:特徴の違い
Bybit、OKX、Bitgetは、いずれも世界トップクラスの取引量を持つ海外取引所として、日本人トレーダーの間でも人気があります。
それぞれ独自の強みと特徴を持っており、自分の取引スタイルに応じて使い分けることで、より効率的な取引が可能になります。
3つの取引所にはそれぞれ異なる魅力があるので、自分の目的に合わせて選ぶことが大切です!
🏦 OKXの特徴と強み
OKXの特徴と強みは、総合的なサービス展開にあります。
OKXは旧OKExとして知られ、Binance、Coinbase、Bybitと並ぶ世界トップクラスの取引量を誇ります。
特に注目すべきは、入出金手数料が無料である点です。
これにより、他の取引所やウォレットへの送金、こまめな利益確定の出金が手数料負担なく行えます。
取引手数料も低水準で、現物・先物ともに競争力のある料金体系を採用しています。
また、OKXは独自のDeFiサービスやNFTマーケットプレイスも展開しており、取引所の枠を超えたエコシステムを構築している点が特徴です。
- 入出金手数料が無料
- 世界トップクラスの取引量
- 低水準の取引手数料
- DeFiサービスやNFTマーケットプレイスも提供
💼 Bitgetの特徴と強み
Bitgetの特徴と強みは、コピートレード機能の充実度にあります。
Bitgetは一律0.1%の現物取引手数料(独自トークンBGBで支払えば0.08%)を提供し、先物取引ではメイカー0.014%という極めて低い手数料を実現しています。
最大レバレッジは125倍で、Bybitと同水準です。
Bitgetが特に力を入れているのがコピートレード機能で、成功しているトレーダーの取引を自動的に再現できる仕組みが高度に発達しています。
初心者や時間のないトレーダーにとって、プロの戦略を活用できるこの機能は大きな魅力です。
コピートレードは初心者でもプロの戦略を活用できるので、トレード経験が浅い方には特におすすめです!
- 先物取引メイカー手数料0.014%と業界最低水準
- 独自トークンBGBで手数料がさらに割引
- 最大レバレッジ125倍
- 高度なコピートレード機能
🎯 Bybitの独自性と差別化ポイント
Bybitの独自性と差別化ポイントは、バランスの良さと日本市場への注力にあります。
Bybitは手数料、取扱通貨数、レバレッジ倍率のいずれにおいても業界トップクラスの水準を維持しつつ、特に日本語サポートの品質と使いやすさで差別化を図っています。
Bybitは日本人ユーザー向けに最適化されたUI/UX、充実した日本語の教育コンテンツ、そして迅速な日本語カスタマーサポートを提供しています。
出金処理も通常1〜30分程度で完了し、24時間365日いつでも出金可能です。
さらに、Bybitは独自の取引ボットやコピートレード機能も提供しており、「ボットコピートレード」という形でマスタートレーダーのボット戦略をフォローできる仕組みを実装しています。
これは単なる取引のコピーではなく、ボットの設定そのものを自動的に再現する高度な機能です。
- 業界トップクラスの総合的なバランス
- 高品質な日本語サポート
- 日本人向けに最適化されたUI/UX
- 出金処理が迅速(1〜30分程度)
- ボットコピートレード機能
Bybitは日本人ユーザーへの配慮が特に充実しているので、初めて海外取引所を使う方でも安心です!
| 比較項目 | OKX | Bitget | Bybit |
|---|---|---|---|
| 最大の強み | 入出金手数料無料 | コピートレード充実 | 日本語サポート |
| 現物手数料 | 低水準 | 0.1%(BGB利用で0.08%) | 業界トップクラス |
| 先物手数料 | 競争力あり | メイカー0.014% | 業界トップクラス |
| 最大レバレッジ | 高水準 | 125倍 | 125倍 |
| 独自機能 | DeFi・NFT | 高度なコピートレード | ボットコピートレード |
| 出金速度 | 標準的 | 標準的 | 1〜30分程度 |
実際には、複数の取引所を併用し、それぞれの強みを活かす戦略も有効です。
- 入出金を頻繁に行う方:OKX(入出金手数料無料)
- コピートレードを活用したい方:Bitget(高度なコピートレード機能)
- 日本語サポート重視の方:Bybit(充実した日本語対応)
- 複数の取引所を併用:それぞれの強みを活かす戦略も有効
Bybit vs 国内取引所:メリット・デメリット比較
海外取引所のBybitと日本の金融庁登録を受けた国内取引所を比較すると、それぞれ明確なメリットとデメリットがあります。
どちらが優れているかではなく、自分の取引目的とリスク許容度に応じて選択することが重要です。
海外取引所と国内取引所、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう!
📊 Bybit(海外取引所)のメリット
Bybit(海外取引所)のメリットは、主に取引の自由度と選択肢の広さにあります。
第一に、レバレッジ倍率が圧倒的に高く、最大125倍までの取引が可能です。
国内取引所では金融商品取引法(e-Gov法令検索)により2011年8月以降、レバレッジ上限が25倍に制限されており(経過措置期間を経て段階的に引き下げられました)、少額資金で大きなポジションを持ちたいトレーダーにとって海外取引所は魅力的です。
第二に、取扱通貨の種類が豊富です。
国内取引所は金融庁の審査を受けた限定的な銘柄のみを扱いますが、Bybitでは新興のアルトコインや話題のトークンにもいち早くアクセスできます。
新規上場銘柄への投資機会を逃したくないトレーダーにとって、この違いは大きな意味を持ちます。
第三に、手数料体系が競争力のある水準に設定されています。
頻繁に取引するデイトレーダーやスキャルピングを行うトレーダーにとって、低い取引手数料は利益に直結します。
また、Bybitは日本円の直接入金にも対応しており、P2P取引を通じてPayPayやLINE Pay、銀行振込で入金できるほか、クレジットカードでの購入も可能です。
- 最大125倍の高レバレッジ取引が可能
- 新興アルトコインを含む豊富な取扱銘柄
- 競争力のある低い手数料体系
- 日本円の直接入金対応(P2P、クレジットカード)
⚠️ Bybit(海外取引所)のデメリット
Bybit(海外取引所)のデメリットは、主に法的保護の欠如とリスクの大きさにあります。
金融庁は「登録を受けずに金融商品取引業や暗号資産交換業を行うことは違法」と明記しており、無登録の海外取引所を利用すること自体にはグレーゾーンが存在します。
取引所が突然サービスを停止したり、日本市場から撤退したりした場合、資産の保全が保証されません。
法的保護がないということは、万が一のトラブル時に泣き寝入りする可能性もあるということです。
第二に、税務処理の複雑さがあります。
海外取引所では国内取引所と異なり、収支報告書が提供されない場合が多く、自身で取引履歴をダウンロードして年間の損益を計算する必要があります。
仮想通貨の利益は総合課税の対象であり、最大55%の税率が適用される可能性があるため、適切な申告を怠ると追徴課税のリスクがあります。
第三に、高レバレッジ取引は大きな利益機会と同時に、資産を失うリスクも高めます。
レバレッジ100倍以上の取引では、わずかな価格変動で強制ロスカットされる可能性があり、初心者が安易に手を出すと大きな損失を被る危険性があります。
- 金融庁未登録で法的保護がない
- 税務処理が複雑(年間取引報告書なし)
- 高レバレッジによる資産喪失リスク
- サービス停止時の資産保全が不透明
✅ 国内取引所のメリット
国内取引所のメリットは、法的保護と安心感にあります。
金融庁登録を受けた取引所は、顧客資産の分別管理が義務付けられており、取引所が破綻しても一定の保護が期待できます。
また、年間取引報告書が自動的に発行されるため、確定申告の手間が大幅に軽減されます。
日本円の入出金も銀行振込で簡単に行え、トラブル時のサポートも日本語で確実に受けられます。
国内取引所は法律でしっかり守られているので、初心者の方にも安心ですね。
❌ 国内取引所のデメリット
国内取引所のデメリットは、制約の多さにあります。
レバレッジは最大25倍まで、取扱銘柄も限定的で、新しいトークンへのアクセスが遅れます。
また、手数料が海外取引所よりも高めに設定されている場合が多く、取引コストがかさむ傾向があります。
📋 国内取引所との比較まとめ
| 比較項目 | Bybit(海外) | 国内取引所 |
|---|---|---|
| 法的保護 | なし | あり |
| レバレッジ | 最大125倍 | 最大25倍 |
| 取扱銘柄 | 豊富 | 限定的 |
| 手数料 | 低め | 高め |
| 税務処理 | 複雑(自己計算) | 簡単(報告書発行) |
| サポート | 英語中心 | 日本語対応 |
総合比較表:取引所選びのチェックリスト
主要取引所の比較表(2025年11月時点)
| 項目 | Bybit | Binance | OKX | Bitget | 国内取引所 |
|---|---|---|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 125倍 | 125倍 | 100倍 | 125倍 | 25倍 |
| 現物取引手数料 | メイカー0.15% / テイカー0.20% | 競争力あり(BNB割引) | 低水準 | 0.1%(BGB利用で0.08%) | 0.1〜0.3% |
| 先物取引手数料 | 低水準 | 低水準 | 低水準 | メイカー0.014% | 取扱少ない |
| 取扱銘柄数 | 多い | 非常に多い(600+レバレッジ対応) | 多い | 多い | 限定的(数十銘柄) |
| 入出金手数料 | 通貨・ネットワーク依存 | 通貨・ネットワーク依存 | 無料 | 通貨・ネットワーク依存 | 銀行手数料のみ |
| 日本語サポート | 完全対応・24時間365日 | 対応(Binance Japanは別) | 対応 | 対応 | 完全対応 |
| 金融庁登録 | なし | なし(Binance Japanは登録) | なし | なし | あり |
| セキュリティ | 高(過去に事故あり・対策済) | 高 | 高 | 高 | 高(法的義務) |
| 出金速度 | 1〜30分 | 速い | 速い | 速い | 1〜3営業日 |
| 税務サポート | 取引履歴DL必要 | 取引履歴DL必要 | 取引履歴DL必要 | 取引履歴DL必要 | 年間報告書自動発行 |
| コピートレード | あり(ボットコピー含む) | 限定的 | あり | 充実 | なし |
| 日本円入金 | P2P・カード | 制限あり | 制限あり | 制限あり | 銀行振込 |
取引所選びは一つに絞る必要はありません。複数の取引所をそれぞれの強みに応じて使い分けることで、より効率的な取引が可能になります。
取引スタイル別おすすめ度チェックリスト
📝 初心者・安全性重視の方
- 金融庁登録の有無:国内取引所が最適
- 日本語サポートの充実度:Bybitまたは国内取引所
- 税務処理の簡便性:国内取引所
- 結論:まずは国内取引所で経験を積み、慣れてから海外取引所を検討
📝 中級者・アルトコイン投資重視の方
- 取扱銘柄の豊富さ:Binance > Bybit ≒ OKX ≒ Bitget
- 新規上場の早さ:海外取引所全般
- 使いやすさと日本語対応:Bybit
- 結論:Bybitをメインに、Binanceをサブとして併用
📝 上級者・高レバレッジトレーダー
- 最大レバレッジ:Bybit、Binance、Bitget(125倍)
- 取引手数料の低さ:Bitget先物 > Bybit ≒ Binance
- 流動性の高さ:Binance ≧ Bybit
- 結論:メインをBinanceかBybit、手数料重視ならBitgetも併用
📝 コピートレード・自動売買重視の方
- コピートレード機能:Bitget > Bybit > OKX
- ボット取引の選択肢:Bybit、Bitget
- 結論:Bitgetがコピートレード特化、総合力ならBybit
📝 入出金頻度が高い方
- 入出金手数料:OKX(無料)が最優位
- 出金速度:海外取引所(1〜30分)> 国内取引所(1〜3営業日)
- 結論:OKXをメインに検討、日本語重視ならBybit
複数取引所の使い分け戦略
最も賢明なアプローチは、複数の取引所を目的別に使い分けることです。
例えば、「国内取引所で法定通貨と仮想通貨を交換し、Bybitに送金してレバレッジ取引を行う」「Binanceで新規銘柄を購入し、長期保有分は国内取引所に戻す」といった戦略が考えられます。
リスク分散は投資の基本です。全ての資金を一つの取引所に集中させるのは避けましょう。
リスク分散の観点からも、全資産を一つの取引所に集中させるのではなく、複数の取引所に分散保管することが推奨されます。
特に海外取引所は法的保護が限定的であるため、大きな資金を長期間預けたままにするのは避けるべきです。
最終的には、この比較表を参考にしつつ、少額から実際に試してみて、自分に最も合う取引所を見つけることが成功への近道です。
Bybitがおすすめな人・向いていない人

Bybitは世界トップクラスの海外仮想通貨取引所として、700種類を超える豊富な銘柄と多彩な取引機能を提供していますが、すべてのトレーダーに適しているわけではありません。
自分の投資スタイルや経験レベル、リスク許容度によって、Bybitが最適な選択肢となるかは大きく変わります。
取引所選びは投資の成否を左右する重要なポイント。自分のトレードスタイルに合った取引所を選ぶことが大切です!
本記事では、具体的な取引スタイルや目的に応じて、どのような人にBybitが向いているのか、逆にどのような人は他の取引所を検討すべきなのかを明確に解説します。
口座開設を検討している方は、以下の内容を参考に自分に合った判断を行ってください。
おすすめ①アルトコイン・新興銘柄に投資したい人
- 700種類以上の仮想通貨を取り扱い(2025年時点)
- 新規上場銘柄への対応が早く、ローンチパッド等のプログラムが充実
- マイナーなアルトコインでもステーキングやセービングに対応
- DeFi、ミームコイン、メタバース関連など最新トレンド銘柄が早期上場
Bybitは2025年時点で700種類以上の仮想通貨を取り扱っており、国内取引所では購入できないマイナーなアルトコインや新興銘柄への投資機会を豊富に提供しています。
現物取引では350種類超、デリバティブ取引でも300種類超の銘柄に対応しており、この取扱数は主要な海外取引所の中でもトップクラスです。
国内取引所では数十種類程度が一般的ですから、Bybitの取扱銘柄数は圧倒的ですね!
特に新規上場銘柄への対応が早く、ローンチパッドやローンチプールといった新規トークンを優先的に入手できるプログラムも充実しています。
DeFi系トークンやミームコイン、メタバース関連トークンなど、トレンドに応じた新しい銘柄がいち早く上場されるため、アーリーステージでの投資機会を狙う投資家にとって大きなメリットとなります。
💰 保有しながら増やせる運用サービス
また、マイナーなアルトコインであってもステーキングやセービングといった運用サービスに対応している銘柄が多く、保有しながら利回りを得ることも可能です。
国内取引所では主要通貨に限定されがちな資産運用の選択肢が、Bybitでは大幅に広がります。
マイナーコインでも運用できるのは嬉しいポイントです!
草コインや新興銘柄への投資はハイリスク・ハイリターンですが、分散投資の一環として少額から試したい方や、情報収集力に自信がある中上級者にとって、Bybitの豊富な銘柄ラインナップは他の取引所では得られない大きな強みとなるでしょう。
おすすめ②短期トレード・デイトレードが中心の人
Bybitは短期売買やデイトレードを行うトレーダーにとって、非常に有利な取引環境を提供しています。
最大の理由は取引手数料の安さと、高い流動性による約定力の高さです。
- 現物取引:Maker・Takerともに0.1%が標準レート
- 取引量増加でVIPプログラムによりさらに優遇
- デリバティブ取引も同様の低コスト体系
- 頻繁な売買でも手数料負担を大幅に抑制可能
現物取引の取引手数料は、MakerとTakerともに0.1%が標準レートとなっており、取引量が増えるとVIPプログラムによってさらに手数料が優遇されます。
デリバティブ取引でも同様の手数料体系が適用され、頻繁に売買を繰り返すデイトレーダーにとって、手数料負担を大幅に抑えられる点は見逃せません。
💡 1日に何度も取引するトレーダーにとって、手数料の差は利益に直結します。0.1%という低水準は大きなアドバンテージですね。
高い流動性と約定力
また、Bybitは世界的に見ても取引高が多く、主要な通貨ペアでは十分な流動性が確保されています。
これにより、大口の注文でもスリッページ(注文時の価格と実際の約定価格のズレ)を最小限に抑えられ、希望する価格で素早く売買が成立しやすい環境が整っています。
最大125倍のレバレッジ取引
さらに、最大125倍のレバレッジ取引に対応しているため、少ない資金でも大きなポジションを持つことができます。
短期的な値動きを狙うスキャルピングやデイトレードでは、レバレッジを活用することで資金効率を高めることが可能です。
プロ仕様の取引機能
取引画面もプロトレーダー向けの高機能チャートやインジケーターが充実しており、TradingViewと連携した詳細なテクニカル分析も可能です。
📝 対応している注文タイプ
- 指値・成行・逆指値注文
- OCO注文(One Cancels the Other)
- トレーリングストップ
- その他多彩な注文方法に対応
注文方法も指値・成行・逆指値はもちろん、OCO注文やトレーリングストップなど多彩な注文タイプに対応しており、短期売買における戦略の幅が広がります。
毎日のように売買を繰り返すアクティブトレーダーや、数分から数時間の値動きで利益を狙うスキャルパー、デイトレーダーにとって、Bybitの低コストと高機能な取引環境は大きな武器となるでしょう。
✨ 低コスト・高速約定・豊富な機能の三拍子が揃っているため、本格的な短期トレードを行いたい方には特におすすめです。
おすすめ③コピートレードや自動売買を使いたい人
- 自分で分析や売買判断を行う時間がない方
- 経験豊富なトレーダーの戦略を活用したい方
- 24時間動き続ける仮想通貨市場を常に監視できない方
- 感情に左右されずルールベースで取引したい方
Bybitはコピートレード機能と取引ボット(自動売買)機能が充実しており、自分で分析や売買判断を行う時間がない方や、経験豊富なトレーダーの戦略を活用したい方に最適な環境を提供しています。
📊 コピートレード機能の特徴
コピートレード機能では、実績のある優秀なトレーダー(リードトレーダー)を選択し、その売買を自動的に自分の口座でも再現することができます。
リードトレーダーは過去のパフォーマンスや勝率、運用期間などが公開されており、データに基づいて信頼できるトレーダーを選ぶことが可能です。
最低500ドル程度の少額資金からでも始められ、複数のトレーダーに分散してコピーすることでリスク分散も図れます。
コピートレードは初心者でも始めやすい機能ですが、リードトレーダーの選定は慎重に行いましょう。過去の実績だけでなく、運用期間やリスク管理の姿勢も確認することが大切です。
実際のユーザー評判を見ても、「放置しながら利益が出た」「初心者でも始めやすい」といった好意的な口コミが多く見られます。
🤖 取引ボット機能の特徴
一方、取引ボット機能では、あらかじめ設定したルールに従って自動的に売買を繰り返すことができます。
グリッド取引ボット、積立ボット、DCA(ドルコスト平均法)ボットなど複数の戦略が用意されており、相場の値動きに応じて自動的に利益を積み上げることが可能です。
初心者でも簡単に設定できるよう、推奨パラメータが用意されている点も使いやすさのポイントです。
- 24時間365日、相場を監視する必要がない
- 感情に左右されず、機械的にルールベースで取引できる
- メンタル面での負担が軽減される
- 日中仕事をしている会社員でも活用しやすい
これらの機能は、日中仕事をしている会社員や、24時間動き続ける仮想通貨市場を常に監視できない方にとって非常に有効です。
感情に左右されず、機械的にルールベースで取引を続けられるため、メンタル面での負担も軽減されます。
向いていない人:完全初心者・規制リスクを避けたい人
Bybitは多機能で魅力的な取引所ですが、すべての人に適しているわけではありません。
特に以下のような方には、Bybitよりも国内取引所を選ぶことをおすすめします。
- 仮想通貨取引が完全に初めての方
- 規制リスクを避けたい慎重派の方
- 法的な安全性を最優先したい方
Bybitは海外取引所であり、日本の金融庁に登録されていない無登録業者です。
万が一トラブルが発生した際に、国内取引所のような手厚いサポートや法的救済を受けられない可能性がある点は理解しておく必要があります。
本人確認なしでも一定額まで取引できるのは便利ですが、本格的な利用には英語書類の提出や複雑な設定が必要になることも…
また、Bybitは本人確認(KYC)なしでも一定額まで取引できますが、本格的に利用するには英語の書類提出や複雑な設定が必要になる場合があります。
日本語サポートは提供されているものの、専門用語が多く、初心者が直感的に理解するには一定の学習期間が必要です。
📝 国内取引所のメリット
金融庁の認可を受けており、顧客資産の分別管理や補償制度が法律で義務付けられています。
日本円の入出金も銀行振込で簡単に行え、税金計算に必要な取引履歴も分かりやすく提供されます。
初めて仮想通貨を購入する方や、少額から安全に始めたい方は、まず国内取引所で基礎を学ぶことを強く推奨します。
海外取引所は日本の法規制の対象外であり、将来的に日本市場からの撤退や、日本人ユーザーへのサービス停止が行われるリスクがゼロではありません。
実際、過去には複数の海外取引所が日本向けサービスを終了した事例があります。
Bybitも例外ではなく、突然アプリが使えなくなったり、出金制限が課されたりするリスクは常に存在します。
出金制限には注意が必要です。本人確認なしだと1日2万USDT、月間10万USDTまでという上限があります。
さらに、Bybitは出金時に本人確認なしでは1日2万USDT、月間10万USDTまでという上限が設定されています。
高度な本人確認を完了すれば上限は引き上げられますが、書類審査に時間がかかる場合や、場合によっては追加書類を求められることもあります。
急いで資金を引き出したい時にスムーズにいかない可能性も考慮すべきです。
- 法的な安全性を最優先したい方
- 仮想通貨取引の経験がほとんどない完全初心者の方
- 規制リスクを避けて安心して取引したい方
まず国内の金融庁登録済み取引所から始めることを検討してください。
国内取引所で基本的な取引に慣れてから、より高度な取引や豊富な銘柄を求めてBybitに移行するという段階的なアプローチが、リスクを抑えた賢い選択と言えるでしょう。
Bybit口座開設のやり方と注意点

Bybitは世界的に利用者数の多い海外仮想通貨取引所ですが、口座開設の手順や初期設定で迷う方も少なくありません。
日本国内の取引所とは異なり、金融庁の登録を受けていない海外取引所であるため、利用は自己責任となる点を理解したうえで進める必要があります。
海外取引所を利用する際は、金融庁の登録を受けていないため、国内法の保護対象外となることを理解しておきましょう。
口座開設自体は本人確認なしでも可能ですが、出金制限や利用できる機能に制約があるため、実際に取引を始める前にKYC(本人確認)を完了させておくことが推奨されます。
また、セキュリティ面での初期設定を怠ると、不正アクセスや資産流出のリスクが高まるため、口座開設と同時に二段階認証などの設定も行っておくべきです。
本記事では2025年11月19日時点の情報に基づき、Bybitの口座開設手順から初回入金の方法、セキュリティ設定まで、実際に利用を始める際に必要な情報を網羅的に解説します。
公式サイトの情報を参照しながら、初心者でもスムーズに始められるよう具体的な手順と注意点をまとめました。
この記事を読めば、初めての方でも安心してBybitの口座開設から取引開始までスムーズに進められますよ。
口座開設3ステップと所要時間
Bybitの口座開設は、メールアドレスまたは電話番号があれば最短3分程度で完了します。
国内取引所のように銀行口座情報の登録や郵送物の受け取りが不要なため、手続き自体は非常にシンプルです。
Bybit公式サイトにアクセスし、トップページの「登録」ボタンをクリックします。
登録画面でメールアドレスまたは電話番号を入力し、任意のパスワードを設定します。
パスワードは8文字以上で、大文字・小文字・数字を含む複雑なものを設定することが推奨されます。
紹介コードがある場合は入力欄に入力すると、後述のボーナス特典を受け取れる場合があります。
入力後、利用規約とプライバシーポリシーに同意して「アカウントを作成」をクリックすると、登録したメールアドレスまたは電話番号に認証コードが送信されます。
この認証コードを入力すれば、アカウント登録は完了です。
アカウント登録直後は本人確認なしでも取引可能ですが、1日あたりの出金限度額が20,000ドル相当に制限されます。
本格的に利用する場合は、KYCレベル1(基本認証)を完了させることで、出金限度額が50,000ドル相当に引き上げられます。
少額取引なら本人確認なしでも使えますが、セキュリティ面や出金限度額の観点から、早めにKYCレベル1を完了させておくのがおすすめです。
KYCレベル1の認証では、以下の本人確認書類が必要です。
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード(外国籍の方)
Bybitのアカウント画面から「本人確認(KYC)」メニューを選択し、画面の指示に従って書類をアップロードします。
スマートフォンのカメラで書類を撮影し、自撮り(セルフィー)による本人確認を行います。
審査は通常数分から数時間で完了しますが、混雑状況によっては1営業日程度かかる場合もあります。
審査結果はメールまたはアカウント内の通知で確認できます。
本人確認の審査待ちの間に、セキュリティ設定を進めておくことを推奨します。
具体的には、Google Authenticatorなどの認証アプリを使った二段階認証(2FA)の設定、SMS認証の有効化、アンチフィッシングコードの設定などです。
これらの設定方法については、後述の「セキュリティ設定でやっておくべきこと」で詳しく解説します。
審査待ちの時間を有効活用して、セキュリティ設定を済ませておくと効率的ですよ!
- アカウント登録:約1分
- 本人確認(KYC):約5~10分
- 初期設定:約3分
- 合計:10~15分程度
トータルの所要時間は、書類のアップロードや認証アプリの設定を含めても10~15分程度です。
国内取引所のように郵送確認で数日待つ必要がないため、急いで取引を始めたい方にとっては大きなメリットといえます。
初回入金のおすすめ方法と手数料比較
Bybitへの入金方法は大きく分けて4種類ありますが、それぞれ手数料や入金スピード、利用条件が異なります。
初回入金で失敗しないためには、各方法のメリット・デメリットを理解し、自分の状況に合った選択をすることが重要です。
1. 仮想通貨による入金(最もおすすめ)
すでに国内取引所で仮想通貨を保有している場合、最もコストを抑えられる方法です。
Bybitへの仮想通貨入金は手数料無料で、ネットワーク状況にもよりますが10分~30分程度で着金します。
編集部コメント:国内取引所を既に利用している方は、この方法が圧倒的にお得です!
国内取引所からBybitへ送金する際のおすすめ通貨は以下の通りです。
- XRP(リップル):送金手数料が無料または数円程度で、着金が数分と非常に速い。GMOコインやbitFlyerから送金する場合に最適。
- XLM(ステラルーメン):XRPと同様に送金手数料が安く、送金スピードも速い。
- TRX(トロン):手数料が安く、送金速度も比較的速い。
国内取引所でXRPを購入してBybitに送金する手順は以下の通りです。
国内取引所(GMOコイン、bitFlyerなど)でXRPを購入します。
Bybitのアカウント画面から「入金」→「仮想通貨」を選択し、XRPの入金アドレスとタグ(Memo)を確認します。
国内取引所の送金画面で、Bybitの入金アドレスとタグを入力して送金します。
10分~30分程度でBybitのアカウントに反映されます。
2. P2P取引(銀行振込、PayPay、LINE Payなど)
BybitのP2P取引機能を使えば、日本円から直接仮想通貨を購入できます。
銀行振込、PayPay、LINE Payなどの決済方法が利用可能で、仮想通貨を保有していない初心者にとっては便利な方法です。
編集部コメント:国内取引所の口座がない方は、この方法が便利です。
P2P取引では、Bybitが仲介する形で個人間取引が行われます。
手数料は取引相手によって異なりますが、概ね1~3%程度のスプレッドが上乗せされています。
クレジットカード入金よりは安いものの、国内取引所経由の送金と比べるとコスト面で劣ります。
利用手順は以下の通りです。
Bybitのアプリまたはウェブサイトで「P2P取引」を選択します。
購入したい仮想通貨(USDT、BTCなど)と金額を入力します。
希望する決済方法(銀行振込、PayPayなど)を選択し、取引相手を選びます。
指定された振込先に日本円を送金します。
相手が入金を確認次第、仮想通貨がBybitアカウントに反映されます。
3. クレジットカード入金(最も簡単だが手数料が高い)
クレジットカードやデビットカードを使って、日本円から直接仮想通貨を購入できます。
入金手続きが最も簡単で、数分でアカウントに反映されますが、手数料が3~5%と非常に高額です。
編集部コメント:Bybitの現物取引手数料が0.1%であることを考えると、クレジットカード利用手数料は30~50倍に相当します。緊急時以外は避けるのが賢明です。
そのため、急ぎでない限りは他の方法を選ぶべきです。
どうしてもすぐに入金したい緊急時のみ利用するのが賢明といえます。
4. 法定通貨振込(日本では非対応)
一部の国では銀行から直接USD建てで入金できますが、日本のユーザーは基本的に利用できません。
手数料比較まとめ
| 入金方法 | 手数料 | 入金スピード | 利便性 |
|---|---|---|---|
| 仮想通貨(XRP/XLM) | ほぼ無料~数十円 | 10~30分 | ★★★★★ |
| P2P取引 | 1~3%程度 | 数分~数時間 | ★★★☆☆ |
| クレジットカード | 3~5% | 数分 | ★★☆☆☆ |
仮想通貨を保有していない場合は、まず国内取引所でXRPを購入してから送金する流れになります。
GMOコインは送金手数料が無料のため、Bybitへの入金用口座として併用するユーザーが多い傾向にあります。
セキュリティ設定でやっておくべきこと
Bybitは金融庁の認可を受けていない海外取引所であるため、万が一トラブルが発生しても国内の法的保護は受けられません。
そのため、自分の資産を守るためには初期段階でのセキュリティ設定が極めて重要です。
口座開設直後に必ず設定しておくべき項目を解説します。
1. 二段階認証(2FA)の設定【必須】
Bybitでは、SMS認証とGoogle Authenticatorなどの認証アプリによる二段階認証が利用できます。
SMS認証は電話番号の乗っ取りリスクがあるため、Google Authenticatorによる認証を必ず設定することを強く推奨します。
設定手順は以下の通りです。
スマートフォンにGoogle Authenticatorアプリをインストールします。
Bybitのアカウント画面から「セキュリティ」→「Google認証」を選択します。
表示されたQRコードをGoogle Authenticatorアプリでスキャンします。
アプリに表示される6桁の認証コードを入力して設定完了です。
Google Authenticatorを設定すると、ログイン時やパスワード変更時、出金時に6桁の認証コードの入力が必須となります。
これにより、パスワードが漏洩した場合でも第三者による不正アクセスを防ぐことができます。
バックアップキーは必ず紙にメモして保管しましょう。スマホを失くしたときの命綱になります!
2. SMS認証の併用設定
Google認証に加えて、SMS認証も設定しておくと二重のセキュリティが確保できます。
Bybitでは、出金時にGoogle認証とSMS認証の両方を求める設定が可能です。
アカウント画面の「セキュリティ」→「携帯電話SMS認証」から、電話番号を登録します。
登録後、SMSで認証コードが送られてくるので、それを入力すれば設定完了です。
3. アンチフィッシングコードの設定
Bybitからの公式メールと、フィッシング詐欺メールを見分けるための仕組みが「アンチフィッシングコード」です。
自分で設定した任意の文字列(例:「MyBybit2025」など)を登録しておくと、Bybitからの公式メールには必ずそのコードが記載されるようになります。
設定手順は以下の通りです。
- アカウント画面の「セキュリティ」→「アンチフィッシングコード」を選択
- 任意のコード(英数字8~20文字)を入力
- メールアドレス認証とGoogle認証コードを入力して設定完了
設定後、Bybitから送られてくるメールの冒頭にこのコードが表示されます。
コードが記載されていないメールは詐欺の可能性が高いため、リンクをクリックせず削除しましょう。
フィッシング詐欺は年々巧妙になっています。アンチフィッシングコードで公式メールかどうかを必ずチェックする習慣を!
4. 出金パスワード(ファンドパスワード)の設定
出金時に通常のログインパスワードとは別のパスワードを要求する設定です。
アカウント画面の「セキュリティ」→「ファンドパスワード」から設定できます。
ログインパスワードとは異なる、推測されにくい複雑なパスワードを設定しましょう。
ファンドパスワードを設定すると、出金時に二段階認証に加えてこのパスワードの入力が必須となるため、セキュリティが大幅に向上します。
5. 出金アドレスのホワイトリスト設定
出金先アドレスをあらかじめ登録しておき、登録済みのアドレス以外への出金を制限する機能です。
アカウント画面の「セキュリティ」→「出金アドレス管理」から設定できます。
ホワイトリストを有効にすると、万が一アカウントが乗っ取られた場合でも、未登録のアドレスへ資産を送金されるリスクを防げます。
出金先が固定されている場合は、必ず設定しておくことを推奨します。
6. デバイス管理とログイン履歴の確認
Bybitのアカウント画面から「デバイス管理」を選択すると、いつ・どの端末からログインされたかを確認できます。
見覚えのないログイン履歴がある場合は、すぐにパスワードを変更し、全デバイスからログアウトする措置を取りましょう。
定期的にログイン履歴をチェックする習慣をつけることで、不正アクセスの早期発見につながります。
7. 資産の分散管理
Bybit上に大量の資産を長期保管するのは推奨されません。
海外取引所は国内取引所と異なり、万が一のハッキングや経営破綻時に資産が全額保護される保証はありません。
取引に使う分だけをBybitに置き、長期保有する資産は以下のような方法で分散管理することが重要です。
📝 資産の分散管理方法
- 国内取引所への移動(金融庁登録済みの取引所はセキュリティ体制が比較的強固)
- ハードウェアウォレット(Ledger、Trezorなど)での保管
- ソフトウェアウォレット(MetaMask、Trust Walletなど)での自己管理
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言通り、資産は複数の場所に分散することが基本です。
Bybitはホットウォレットとコールドウォレットを併用した資産管理を行っていますが、完全にリスクがゼロではないことを認識しておくべきです。
セキュリティ設定チェックリスト
口座開設後、以下の項目が全て完了しているか確認しましょう。
- Google Authenticatorによる二段階認証を設定済み
- バックアップキーを紙にメモして保管済み
- SMS認証を設定済み(任意だが推奨)
- アンチフィッシングコードを設定済み
- 出金パスワード(ファンドパスワード)を設定済み
- 出金アドレスのホワイトリストを設定済み(該当する場合)
- ログイン履歴を確認し、不審なアクセスがないことを確認済み
これらの設定を全て完了させることで、Bybitを安全に利用できる環境が整います。
セキュリティは一度設定したら終わりではなく、定期的な見直しと確認が重要です。
特に高額な取引を行う場合は、出金前に必ずセキュリティ設定を再確認する習慣をつけましょう。
Bybitの最新キャンペーン・ボーナス情報【2025年11月】

Bybitは新規ユーザー獲得と既存ユーザーの取引促進のため、常時複数のキャンペーンやボーナスプログラムを展開しています。
2025年11月現在も、新規登録者向けの入金ボーナスから期間限定の高利回りステーキングまで、多彩な特典が用意されており、これらを活用することで取引コストを大幅に抑えながらお得にスタートできます。
- デリバティブ取引の証拠金や手数料に利用可能
- 新規登録者も既存ユーザーも対象のプログラムあり
- 参加条件や有効期限が各キャンペーンで異なる
- 公式サイトでの最新情報確認とエントリーが必要
キャンペーンで獲得したボーナスやクーポンは、デリバティブ取引の証拠金や手数料の支払いに利用可能です。
ただし、各キャンペーンには参加条件や有効期限が設定されているため、公式サイトで最新情報を確認したうえでエントリーすることが重要です。
キャンペーンは常時複数展開されているので、定期的に公式サイトをチェックすると見逃しを防げますよ!
特に海外取引所が初めての方や、国内取引所からの乗り換えを検討している方にとって、これらのボーナスは取引資金を増やす絶好の機会となります。
以下、主要なキャンペーン内容を詳しく見ていきましょう。
新規登録特典・入金ボーナスの内容
Bybitの新規登録特典は、初めて口座を開設するユーザーを対象とした最も基本的かつ魅力的なボーナスプログラムです。
- 新規登録後100ドル相当以上の初回入金で20 USDTボーナス(約3,000円相当)
- 入金確認後、比較的短期間で口座に反映
- デリバティブ取引の証拠金として利用可能
基本的な特典内容としては、新規登録後に100ドル相当以上の初回入金を行うことで、20 USDTボーナス(約3,000円相当)が付与されるプログラムが常設されています。
このボーナスは入金確認後、比較的短期間で口座に反映され、デリバティブ取引の証拠金として利用可能です。
100ドルの入金だけで3,000円相当のボーナスがもらえるのは、他の海外取引所と比較しても非常に魅力的な条件ですね!
さらに上位の特典を狙う場合、入金額に応じた段階的なボーナス設計がなされており、より多くの資金を入金し、一定の取引量を達成することで追加のボーナスやクーポンを獲得できます。
ただし、これらのボーナスには出金条件(取引量の達成など)が設定されているケースが多いため、自分の取引スタイルや資金規模に合った特典を選ぶことが賢明です。
💰 入金方法の種類
入金方法は仮想通貨の送金が基本となりますが、クレジットカード入金(手数料約2%)やP2P取引など複数の選択肢が用意されています。
- 仮想通貨送金:国内取引所からビットコインやイーサリアムを送金(最も一般的で手数料を抑えられる)
- クレジットカード入金:手数料約2%で即座に入金可能
- P2P取引:個人間取引で入金
国内取引所で購入したビットコインやイーサリアムをBybitに送金する方法が、手数料を抑えられる最も一般的な入金手段です。
初めての方は、国内取引所で仮想通貨を購入してからBybitに送金する方法がおすすめです。手数料も安く抑えられますよ。
- Bybit公式サイトから直接登録する
- 登録後すぐにキャンペーンページで事前エントリーを行う
- エントリーを忘れると特典が付与されないケースがある
新規登録特典を確実に受け取るためには、Bybit公式サイトから直接登録し、キャンペーンページで事前エントリーを行うことが必須条件となります。
エントリーを忘れると特典が付与されないケースもあるため、登録後すぐにキャンペーン参加手続きを完了させましょう。
紹介コード・手数料割引プログラム
Bybitの紹介プログラムは、既存ユーザーと新規ユーザーの双方にメリットをもたらす相互利益型の仕組みです。
紹介コードを使って新規登録を行うと、通常の新規登録特典に加えて、手数料割引や追加ボーナスなどの優遇措置を受けられる場合があります。
紹介コードを活用することで、通常よりもお得にBybitでの取引をスタートできるメリットがあります。
紹介する側(紹介者)にとっても大きなメリットがあり、紹介した友人が一定の取引条件を満たすことで、紹介報酬として取引手数料の一部を継続的に受け取ることができます。
Bybitの友達紹介プログラムでは、四半期ごとの紹介実績に応じて手数料率が変動する仕組みが採用されています。
- 25%の手数料率:四半期に5名の認定被紹介者を招待
- 30%の手数料率:四半期に100名の認定被紹介者を招待
Bybitカードを利用している場合は、専用の「Bybitカードお友達紹介プログラム」も用意されており、カードを友達に紹介することで紹介者と被紹介者の双方が最大20 USDTを特典として受け取れます。
このように、Bybitは複数の紹介プログラムを組み合わせることで、ユーザー間のネットワーク効果を最大化する設計を行っています。
通常の紹介プログラムに加えて、Bybitカード専用の紹介プログラムも活用することで、さらに多くの特典を獲得できます。
手数料割引については、通常の取引手数料から、VIPレベルや取引量に応じた段階的な割引が適用されます。
| 取引種類 | Maker手数料 | Taker手数料 |
|---|---|---|
| 現物取引 | 0.1% | 0.1% |
| デリバティブ取引 | 0.02% | 0.055% |
紹介コード経由での登録は、この手数料体系においても有利な条件でスタートできる可能性があるため、可能であれば信頼できる情報源からの紹介コードを活用することをおすすめします。
SNSや個人ブログで紹介されているコードの中には、規約に反する方法で生成されたものや、特典内容が不明確なものも存在します。
最も確実なのは、Bybit公式サイト内のキャンペーンページで案内されている紹介プログラムを利用することです。
非公式の紹介コードには注意が必要です。必ず公式サイトで提供されている情報を確認してから利用しましょう。
期間限定イベント・キャンペーン一覧
Bybitでは新規登録特典や紹介プログラムといった常設キャンペーンに加えて、季節やマーケット状況に応じた期間限定イベントを頻繁に開催しています。
2025年11月時点で実施中および近日開催予定の主要イベントをご紹介します。
期間限定イベントは高額な報酬が狙えることが多いので、定期的にチェックするのがおすすめです!
📌 高利回りステーキングキャンペーン
2025年9月から継続して実施されているステーキングプログラムでは、年利666%という破格の利回りが提供される銘柄も登場しています。
これは新規上場トークンや特定のプロジェクトと連携したプロモーションの一環であり、参加枠が限定されているため早い者勝ちの傾向があります。
🏆 WSET大会(総額1,000万USDT)
大規模なトレーディングコンテストとして、総額1,000万USDTの賞金プールが用意されたWSET(World Series of Tradingの略と推測される)大会が開催されています。
取引高や収益率などの指標に基づいてランキングが決定され、上位入賞者には高額の賞金が分配されます。
⚡ Plasmaネットワーク関連キャンペーン
2025年9月29日から開始された「PlasmaにUSDT新登場」キャンペーンでは、以下の3つの特典が用意されています。
- 手数料ゼロでの送金
- 抽選会への参加
- 高利回りステーキング
開催期間は賞金プールの配布が終了するまでとされており、新しいブロックチェーンネットワークへの対応を記念した期間限定イベントとなっています。
🎁 エアドロップ関連イベント
Bybitはブロックチェーンプロジェクトと提携し、ユーザーに無料でトークンを配布するエアドロップイベントを定期的に開催しています。
条件を満たすだけでリスクゼロで新規トークンを獲得できるため、暗号資産ポートフォリオの多様化を図りたいユーザーにとって魅力的な機会です。
エアドロップは条件を満たせば無料でトークンがもらえるので、積極的に参加したいですね!
- Bybit公式サイトの「キャンペーン」ページ
- 公式ブログ
- 公式SNSアカウント(TwitterやTelegramなど)
これらの期間限定イベントは、上記の公式情報源で随時告知されます。
また、キャンペーンの中には地域限定(日本居住者は対象外など)のものや、特定のVIPレベル以上のユーザーのみが参加できるものもあります。
参加規約をよく読み、自分が対象条件を満たしているかを事前に確認することで、無駄なく効率的にボーナスを獲得できます。
また、日本国内の規制環境は今後変化する可能性があり、将来的にBybitが日本市場から撤退したり、日本人ユーザーの新規受付を停止したりするリスクも完全には否定できません。
まとめ:Bybitの評判を総合評価・使うべきか判断しよう

Bybitは世界的に利用されている大手海外仮想通貨取引所として、日本人トレーダーからも注目を集めています。
しかし、金融庁からの警告や2025年2月に発生した大規模ハッキング事件など、不安要素も存在します。
ここでは、これまでの情報を整理し、あなた自身がBybitを使うべきかどうかを判断するための総合評価を提示します。
海外取引所は魅力的な機能が多いですが、国内取引所とは異なるリスクがあることを必ず理解しておきましょう。
📊 Bybitのメリット
- 手数料の安さ
- 取扱通貨の豊富さ(1,000種類以上)
- 最大125倍のレバレッジ取引
- コピートレードやステーキングなどの多彩な機能
⚠️ Bybitのデメリット・リスク
- 日本の金融庁未登録であること
- 信託保全がないこと
- 2025年2月のハッキング事件による約15億ドルの資金流出
以下では、5つの評価軸での採点、利用時の注意点、そして最終判断のためのチェックリストを提示します。
自分にとって何が最優先なのか、しっかり見極めることが大切ですね。
5項目別の評価(コスパ・使いやすさ・安全性・サポート・機能性)
Bybitを客観的に評価するため、5つの項目について10点満点で採点し、それぞれの根拠を示します。
この評価は2025年11月19日時点の情報に基づいています。
💰 コスパ:8.5点
Bybitの手数料体系は海外取引所の中でも競争力があります。
2025年1月に手数料体系が改定されましたが、現物取引のMaker手数料0.1%、Taker手数料0.1%という水準は、国内取引所と比較しても十分に低コストです。
また、取引量に応じたVIPプログラムでさらに手数料が割引される仕組みもあり、頻繁に取引するトレーダーにとってコスト面でのメリットは大きいと言えます。
出金手数料については通貨によって異なりますが、仮想通貨での出金は比較的スピーディで、国内取引所に送金すれば日本円への換金も可能です。
VIPプログラムを活用すれば、取引コストをさらに抑えられるのが魅力です
📱 使いやすさ:7.0点
Bybitは日本語に完全対応しており、ウェブサイトやアプリの表示、カスタマーサポートまで日本語で利用できる点は評価できます。
ただし、アプリについては規制の影響でApp Storeから削除された時期があり、インストールやアップデートに制限がかかる可能性があります。
取引画面はデリバティブ取引に慣れた中級者以上には使いやすい設計ですが、仮想通貨取引が初めての初心者にとっては、機能が多すぎて戸惑う可能性があります。
本人確認(KYC)は標準レベル以上が必須となっており、手続きは必要ですが、セキュリティ面では適切な措置と言えます。
🔒 安全性:5.5点
安全性については、2025年2月21日に発生した大規模ハッキング事件が大きな減点要因となります。
Bybitのイーサリアムコールドウォレットが攻撃を受け、約15億ドル相当の資金が不正に流出しました。
ただし、Bybitは顧客資産の補償を保証し、ブロックチェーン法医学専門家と連携して迅速な対応を取った点は評価できます。
また、二段階認証やウォレットのマルチシグ管理など、基本的なセキュリティ体制は整っています。
しかし、日本の金融庁未登録であり、国内取引所のような信託保全制度が適用されないため、万が一の破綻時に資産が完全に保護される保証はありません。
この点は利用者が自己責任で判断すべきリスクです。
2025年2月のハッキング事件は補償が行われましたが、金融庁未登録である点は理解しておく必要があります
💬 サポート:7.5点
Bybitの日本語サポートは海外取引所の中では充実している方です。
24時間365日対応のライブチャットやメールサポートが日本語で利用でき、対応速度も比較的速いという評判があります。
また、公式サイトには詳細なFAQやガイド記事が日本語で用意されており、基本的な疑問は自己解決しやすい環境が整っています。
ただし、複雑なトラブルや法的な問題については、海外企業という性質上、国内取引所のようなきめ細かい対応は期待できない場合があります。
⚙️ 機能性:9.0点
機能性はBybitの最大の強みです。
現物取引とデリバティブ取引を合わせて1,000種類以上の仮想通貨を取り扱っており、国内取引所では購入できないマイナーなアルトコインにも投資できます。
最大125倍のレバレッジ取引、熟練トレーダーの戦略をコピーできるコピートレード、暗号資産を預けて利息を得られるステーキング・積立機能など、多様な運用手法が用意されています。
また、定期的に大規模なトレーディング大会(WSOT 2025では52万人が参加、賞金総額797万ドル)も開催されており、トレーダーコミュニティの活発さも特徴です。
中上級者にとっては、様々な戦略を実行できる充実した機能が揃っています。
1,000種類以上の取扱通貨と多様な運用手法は、国内取引所では実現できない大きなメリットです
- コスパ8.5点:低い手数料とVIPプログラムが魅力
- 使いやすさ7.0点:日本語完全対応だが初心者には複雑
- 安全性5.5点:ハッキング事件と金融庁未登録がマイナス
- サポート7.5点:24時間365日の日本語サポートあり
- 機能性9.0点:1,000種類以上の通貨と多様な運用手法
Bybit利用時に気をつけること・リスク管理の鉄則
Bybitを使う場合、以下のリスク管理の鉄則を必ず守ることをおすすめします。
これらは海外取引所を利用する上での基本的な自己防衛策です。
海外取引所は国内取引所と異なるリスクがあります。しっかりとした自己防衛策を講じることが大切ですね。
資金の分散管理を徹底する
海外取引所には国内取引所のような信託保全制度がなく、ハッキングや破綻のリスクが常に存在します。
2025年2月のBybitハッキング事件や、過去のFTX破綻、Mt.Gox事件などを教訓に、全資産を一つの取引所に集中させないことが鉄則です。
取引に必要な金額だけをBybitに預け、長期保有分は自分のウォレット(ハードウェアウォレットなど)で管理する、国内取引所と海外取引所を使い分けるなど、分散によってリスクを軽減しましょう。
- 取引に必要な金額だけをBybitに預ける
- 長期保有分はハードウェアウォレットで管理
- 国内取引所と海外取引所を使い分ける
セキュリティ設定を最大限に強化する
アカウント作成時には必ず二段階認証(2FA)を設定してください。
SMS認証よりもGoogle Authenticatorなどの認証アプリを使用する方がセキュリティは高くなります。
また、出金時のアドレスホワイトリスト機能を活用し、事前登録した出金先以外には送金できないように制限することも有効です。
パスワードは他のサービスと使い回さず、複雑で長いものを設定し、定期的に変更することも忘れないでください。
SMS認証はSIMスワップ攻撃のリスクがあります。Google Authenticatorなどの認証アプリの利用を強く推奨します!
🔒 セキュリティチェックリスト
- 二段階認証(2FA)を必ず設定
- 認証アプリ(Google Authenticator等)を使用
- 出金アドレスのホワイトリスト登録
- 複雑なパスワードを設定し定期的に変更
レバレッジ取引は慎重に・余剰資金のみで行う
Bybitは最大125倍という高いレバレッジが魅力ですが、レバレッジは利益だけでなく損失も拡大させる諸刃の剣です。
仮想通貨市場は値動きが激しく、高レバレッジでは一瞬でロスカット(強制決済)される可能性があります。
レバレッジ取引は必ず余剰資金の範囲内で行い、失っても生活に影響しない金額に限定してください。
また、ストップロス(損切り設定)を必ず入れることで、想定外の損失を防ぐこともリスク管理の基本です。
初心者の方は、まず低レバレッジから始めることをおすすめします。慣れないうちは2〜5倍程度に抑えるのが安全ですよ。
法的リスクを理解しておく
Bybitは日本の金融庁に未登録であり、金融庁は無登録業者に対する警告をウェブサイトで公表しています。
ただし、日本人ユーザーがBybitを利用すること自体を取り締まる法律は現時点では存在しません。
しかし、今後の規制強化により、日本人向けサービスが制限されたり、最悪の場合は日本市場から撤退したりする可能性もゼロではありません。
2025年11月時点ではBybitは日本人向けサービスを強化しており撤退の兆しは見られませんが、規制動向には常に注意を払い、公式発表や金融庁の情報をチェックする習慣をつけてください。
規制の動きは常に変化しています。定期的に金融庁の公式サイトで最新情報を確認することが大切です。
税務申告を正しく行う
仮想通貨取引で利益が出た場合、日本では雑所得として確定申告が必要です。
海外取引所を使っていても申告義務は同じです。
Bybitでは取引履歴をダウンロードできるので、必ず記録を残し、税理士に相談するなどして適切に申告してください。
無申告は脱税となり、重いペナルティが科される可能性があります。
- 海外取引所でも確定申告は必須
- 取引履歴を必ず保管しておく
- 不安な場合は税理士に相談する
- 無申告は重いペナルティの対象
暗号資産の税務は複雑です。利益が出た場合は早めに税理士に相談することをおすすめします!
結論:Bybitを使うべきか?最終判断チェックリスト
以下のチェックリストで、あなた自身の状況とBybitの特性が合致するかを確認してください。
多くの項目に当てはまるほど、Bybitはあなたに適した取引所と言えます。
自分に合っているかどうか、しっかりチェックしてみましょう!
- 仮想通貨取引の経験が既にあり、基本的な知識を持っている
- 国内取引所では取り扱っていないアルトコインに投資したい
- レバレッジ取引やデリバティブ取引に興味がある
- 取引手数料を少しでも抑えたい
- 多様な運用手法(ステーキング、コピートレードなど)を試したい
- 海外取引所特有のリスクを理解し、自己責任で管理できる
- 資金を分散管理し、全資産を一つの取引所に預けない
- セキュリティ対策(2FA、複雑なパスワードなど)を徹底できる
- 規制リスクや法的グレーゾーンを許容できる
- 余剰資金の範囲内で投資を行う
- 仮想通貨取引が初めて、または経験が浅い
- 日本の金融庁登録業者でないと不安を感じる
- 資産保全や破綻時の補償を重視する
- レバレッジ取引のリスクを十分に理解していない
- リスク管理や資金分散の手間をかけたくない
- 国内取引所の取扱通貨だけで十分満足している
- 長期的に安全に資産を預けておきたい
- 規制やハッキングのニュースを見ると強い不安を感じる
最終判断のポイント
Bybitは、豊富な取扱通貨と多彩な機能を持つ中上級者向けの取引所です。
コストパフォーマンスと機能性は優れていますが、安全性については2025年2月のハッキング事件や信託保全の欠如など、看過できないリスクが存在します。
📝 経験者向けの活用シーン
もしあなたが仮想通貨取引の経験があり、海外取引所のリスクを理解した上で、分散管理やセキュリティ対策を徹底できるなら、Bybitは強力な選択肢となります。
特に、国内では買えないアルトコインへの投資や、レバレッジ取引、コピートレードなどの高度な機能を活用したい場合には、Bybitは有力な候補です。
経験者には魅力的な機能が揃っていますが、リスク管理は絶対に忘れずに!
📝 初心者の方へのアドバイス
一方、仮想通貨取引が初めての方や、安全性を最優先する方には、まず国内の金融庁登録済み取引所から始めることをおすすめします。
経験を積み、リスク管理の方法を学んでから、海外取引所にチャレンジする方が安全です。









