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“日本の医療をもっと身近に”するためのキーパーソン「岡部篤史」が目指す社会とは?

番組から
2024/11/17


11/14(木)深夜0am - 0:30am

DIGLOUNGE ~木原武藤の最近どう?~


木曜深夜24時に、30分限定でオープンするラジオの中の社交場「DIGLOUNGE」

お喋り好きのお客さまが集い、気になる話題を深掘りする店内。

常連客は、ディグラム・ラボ代表の木原誠太郎と、株式会社どにち代表の武藤真。

「DIGLOUNGE ~木原武藤の最近どう?~」は、ぜひグラス片手にお楽しみください。



【岡部篤史が志した「家に薬が届くような社会」】

岡部篤史さんは、ATK Group 代表取締役 CEO。

医療法人や薬局の経営、医療ビジネスの事業開発に携わりつつ、医療の“新しいあたりまえ”を創造。

“日本の医療をもっと身近に”するための事業展開を行われています。


木原:補足すると、DMMオンラインクリニックの元CEO。

武藤:素晴らしい!

岡部:“日本の医療をもっと身近に”“新しいあたりまえ”というところでお話がありましたけど、オンライン診療のところで創業してから約3年でトップライン100億を超えているような・・・・

木原:100億の男よ!?

武藤:ほんと、ごめんなさい笑

岡部:ただ、それって元々ですね、Netflixで世界中のスターが自分のケータイに来る時代に、ただその辺の近所のお医者さんが自分のケータイにすら来ず、こっちから行かないと薬ももらえない。そのために、サラリーマンの方だったら半休を取って病院に行って。たとえば花粉症の薬だとか、「もらいに行くだけ」というところに時間を使うのが無駄だなってすごい思ってまして。

木原:なるほど。

岡部:僕ものすごい花粉症持ちなので、2月ぐらいになると当時は耳鼻咽喉科に行って、番号札引いて待っていると。ただ、その3分後ぐらいに来たお母さんが札引いて、男の子はずっと泣いてるんですよ。僕はただ花粉症の薬が欲しいだけで、この子より先に呼ばれちゃうと。「先にこの子見てあげてください。」っていう話をして、僕の動きが全て無駄だし、この子が早く治るための邪魔もしていると。だから、こんなものは「家に薬が届くような社会」になっていれば、家帰ったらそのまま飲めるし、朝から仕事はバリバリできるし。全員それが効率よくない?っていうところから始まってるんですよ。

木原:かっこいい!志座が高いの!


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木原:ちなみに、岡部さんはお医者さんではないんですよね?

岡部:違います。

木原:元々大学は経済系を出ていて、そっから医学部の大学院にいるんですよ。今!

岡部:学生です。

武藤:すごいですね!

岡部:ほとんど周りはお医者さんなんですけど、僕だとか製薬会社の役員候補の方だとか、他の大学の教授をやっている方とか、結構いろんな方がいて刺激はすごいあります。

武藤:大学院では何を研究としてやられているんですか?

岡部:僕はですね、「予防と病気」。その違いのところで線引きがしてあって、「この病気ですよ」と診断をされないと薬がもらえない。処方してもらえない。そうしないと「レセプト」という医師が国に請求するやつがあるんですけど、その手続きにはいれない。というようなことがあって薬がもらえない。ただ、たとえば「『"糖尿病ギリ数値的になってない"人には、この薬は出せません』が、今日ラーメン食べて、明日診察に来たら『糖尿病です』」って診察されたりするわけですよ。

木原:笑笑

岡部:「じゃあ、今日の午前中にその薬ちょうだいよ!」って話じゃないですか。そこの「未病予防」と、「病気である」という診断の境目って、「本当にその数字正しいの?」っていうところ。

2人:なるほど!

岡部:あとは、たとえば自費診療と保険診療っていうのがありますし、みなさん保険証を出して病院行ってらっしゃると思います。じゃあ「肌荒れを治したい」っていう時に、医師が「肌荒れてるね。これは病気だから薬処方します」だと、保険が適用されて3割負担で済みますけど、「今ちょっとカサカサしてるだけだけど、もっとツルツルにしたいと思って皮膚科に来た人」は、それは病気じゃないんで自費診療をやってくださいって別のクリニックに行って、100%負担をすると。そのさじ加減だけで「税金が使われるのか使われないのか」が変わるとか。

木原:なるほど!

岡部:あとは世界中で問題になってるんですけど、医療リソースって限られていて、誤解のないように言うと、たとえば僕の祖母は96,97歳です。この間も病院に入院するときに、救急車が来たんですよ。でも、高齢者なんで1割負担です。ただ、97歳のお婆さんを救急車で搬送して生きながらえさせるために、全国民が税金を使ってくれてるわけです。

武藤:まあ、そうですね。

岡部:岡部家の話じゃない?っていう。たとえば「うちの子供が運ばれます」であれば、それは日本のために役に立ってくれるかもしれない。97歳のお婆さんに関しては、やっぱり岡部家が守るんであって、全国民の皆さんにご負担いただくような話ではないだろうというふうに思っていて。

木原:なるほど。

岡部:やっぱりそこの制度設計っていうのが、だいぶ昔と変わってきているんですよね。そこが「今の日本」と「人口減少社会」の中で、医療がどうあるべきなのか、みたいな線引きをもう一回しなおしたいなと思ってるんです。

武藤:はあ〜!なるほど!

木原:だから、岡部さんは医療の話だけじゃなくて社会の話だったりとか学術もそうだし、法設計のところまで考えてるの。だから、すごい話が多岐に渡るからめちゃくちゃ面白い!


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「DIGLOUNGE ~木原武藤の最近どう?~」はメッセージを募集しています。

11月は「温まる話」がテーマです。

「温まる話」にまつわる「質問」や「相談」はもちろん、その他にもどんなことでもOKです!

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diglounge@interfm.jp


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↓みなさんぜひチェックしてください↓

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11/14 #33 OAリスト

M① VIBES BY VIBES / 10-FEET

M② 終わりなき旅 / Mr.Children


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11/14(木)深夜0am - 0:30am

DIGLOUNGE ~木原武藤の最近どう?~

DJs:木原誠太郎、武藤真

メール:diglounge@interfm.jp

ハッシュタグ:#ディグラウンジ

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