
第47回(2026年2月26日放送)
テーマ:「エプスタイン文書とは? PART②」
今回は「エプスタイン文書とは?」パート2として、ジェフリー・エプスタインの人物像と事件の経緯、そして公開された文書から見えてくる構造について、時系列に沿って整理しました。
まず、1953年生まれのエプスタインは飛び級を経て名門ドルトンスクールで数学・物理の教師となり、その後教え子との縁から金融業界に入り、ベアー・スターンズで短期間にパートナーへ昇進します。退社後は資産管理会社を設立しますが、この時期から2006年の起訴まで、どのように巨額の資産を築いたのかは長く不透明なままでした。
2006年、未成年少女への性的虐待で起訴され、邸宅や島での行為や監視記録の存在が指摘されます。権力者との関係性や情報の収集・利用の可能性が語られ、単なる犯罪にとどまらない影響力の構造が疑われるようになります。
2019年には再び逮捕され、捜査では大量の写真や記録媒体、現金などが押収され、性的搾取や人身売買に関する証拠が見つかったとされます。
同時に、関係者のフライト記録やメールなど、膨大な資料が存在することも明らかになっていきます。
しかし同年8月、拘束中の刑務所で死亡し、公式には自殺と結論づけられました。一方で、監視体制の不備やカメラ故障、遺体の状況など複数の不審点が指摘され続け、死因をめぐる疑問は現在も議論の対象となっています。さらに、死亡直前に刑務所内で異様な出来事を目撃したとする証言が、実在の職員による可能性として文書に記され、生存説やすり替え説まで浮上している点も今回の大きな焦点として整理しました。
その後、法律に基づきエプスタイン関連文書の大規模公開が進み、数百万ページ規模の資料や画像、動画が存在することが判明します。ただし公開はまだ一部にとどまり、残りの資料がどのタイミングで出てくるのかも含め、政治的な意味合いが取り沙汰されている現状も確認しました。
公開文書には世界的な政治家や実業家など多くの著名人との接点が記録され、辞任や問題化した事例も出てきています。ただし、名前の記載と犯罪関与は別問題であり、関係性の解釈を巡って議論が続いている点も重要な論点として整理しました。
さらに、財団資金や政策分野に関わるメールの存在なども示され、エプスタイン問題が性犯罪の枠を超え、政治・金融・国際社会に広がる構造的な問題として捉えられている可能性についても触れました。
以上の流れを通して、エプスタインという人物の台頭から事件、死亡、そして文書公開へと至る一連の経緯を時系列で整理し、現時点で判明している事実と議論されている論点を改めて俯瞰しました。
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毎週木曜日 深夜0am - 0:30am
DJ:苫米地英人
ハッシュタグ:#cosmicradio
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