アペックス債権回収から突然届いた通知や電話に驚き、不安に感じていませんか?「なぜ自分に請求が?」「無視してもいいのか?」と悩む方は少なくありません。アペックス債権回収は、金融機関などから債権(借金の返済請求権)を譲り受けて回収業務を行う正規の債権回収会社です。
そのため、請求を無視すると訴訟や財産の差し押さえといったリスクが生じる可能性もあります。しかし、借金には時効が成立する場合や、返済が難しい人向けの債務整理という選択肢もあります。
この記事では、アペックス債権回収の請求の仕組みや、時効援用・債務整理といった具体的な対処法まで詳しく解説します。まずは冷静に状況を確認し、適切な対応を取りましょう。
アペックス債権回収から突然の連絡…無視しても大丈夫?
アペックス債権回収からの突然の請求に戸惑い、つい「無視してしまおうか」と考えてしまう方も少なくありません。しかし、無視することで状況が悪化するケースもあり、注意が必要です。まずは、自分が請求されている理由やリスクを正しく理解することが大切です。
無視すると訴訟や差し押さえのリスクも
債権回収会社からの請求を放置していると、裁判所を通じて法的手続きが進められる場合があります。
具体的には、支払い督促や訴訟が提起され、最終的に給与や預貯金が差し押さえられるケースもあります。
特に、時効が成立していない借金の場合は、債権回収会社が合法的に請求する権利を持っているため、無視するのは危険です。後から慌てて対応しても不利になる可能性が高いため、まずは請求内容が正しいか確認したうえで、適切な対応策を検討することが重要です。
まずは「本当に自分の借金か」を確認しよう
突然の請求があった場合、それが本当に自分の債務なのかを確認することが第一です。
過去に契約した覚えのない借金や、すでに完済した借金が含まれていることもあります。
アペックス債権回収は、元の債権者から債権を譲り受けているため、過去の取引情報が正確に伝わっていないケースもあります。請求書や通知書に記載された契約先や契約内容、借入金額や時期をしっかり確認し、少しでも疑問があれば専門家に相談して判断するのが安心です。自分に責任のない借金まで支払ってしまわないよう、冷静にチェックしましょう。
アペックス債権回収とは?元の債権者と債権譲渡の仕組み
請求書や通知に記載されている「アペックス債権回収」という社名を見て、「こんな会社と契約した覚えはない」と感じる人も少なくありません。これは、元の貸金業者やクレジット会社が持っていた借金の請求権(債権)を、アペックス債権回収が譲り受けて請求しているからです。その背景や仕組みを知ると、対応もしやすくなります。
アペックス債権回収はどんな会社?
アペックス債権回収は、法務大臣から認可を受けた「債権回収会社」です。債権回収会社は、金融機関などから借金の請求権を買い取り、代わりに回収業務を行います。法律で定められた正規の業者なので、詐欺ではありません。
会社概要としては次の通りです。
| 会社名 | アペックス債権回収株式会社 |
| 所在地 | 〒910-0004 福井県福井市宝永四丁目3番1号 |
| 設立 | 平成19年12月19日 |
| 許可番号 | 法務大臣 第123号(平成24年8月28日許可) |
| 電話番号 | 0776-24-2808 |
| 業務内容 | 1.特定金銭債権の買取業務 2.特定金銭債権の管理回収業務 |
請求先の会社名が変わっても、借金そのものの性質は変わらず、支払い義務が残っている場合もあります。
元の債権者から債権譲渡される理由
金融機関やクレジットカード会社は、回収が難しくなった借金を長く抱え続けるとコストがかかるため、債権を債権回収会社に売却します。これを「債権譲渡」といいます。


債権譲渡の一般的な流れは次のとおりです。
- 元の債権者が回収困難な借金を債権回収会社に売却
- 売却後、債権回収会社が新たな請求先となる
- 債務者(あなた)には「債権譲渡通知」が送られる
このようにして、アペックス債権回収があなたに請求しているのです。
債権譲渡通知が届いた場合の確認ポイント
債権譲渡通知が届いたら、次のポイントを確認しておきましょう。
- 債権譲渡通知に記載された元の債権者名
- 借入先や契約内容、借入金額や残高
- 契約した日付や返済状況が正しいか
もし記載内容に覚えがない、金額が不自然、完済したはずなのに請求されている、などの場合は、すぐに支払わずに専門家に相談するのがおすすめです。
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条件がそろえば「時効援用」で借金をゼロにできる可能性も
借金には法律で定められた「消滅時効」があり、一定期間が経過すると返済義務がなくなる場合があります。アペックス債権回収からの請求が来ても、実はすでに時効が成立しているケースも少なくありません。この時効を適用するための手続きが「時効援用」です。状況によっては、これ以上支払わずに済む可能性があるため、自分のケースが該当するか確認する価値があります。
時効援用とは?借金の時効のルール
「時効援用」とは、法律で定められた借金の時効を正式に主張する手続きのことです。
借金には時効期間があり、一定期間が経過すると債務が消滅します。ただし、時効は自動的に成立するわけではなく、債権者に対して「時効を援用します」という意思表示が必要です。これをしないまま支払いや交渉をしてしまうと、時効が中断し、返済義務が復活してしまう点に注意が必要です。
例えば、消費者金融やクレジットカードの借金は通常「5年」で時効となります(商法上の取引の場合)。そのため、最後に支払いをしてから5年以上経っているかが一つの目安です。正しく時効を援用すれば、法律的に返済義務がなくなり、支払わずに済むようになります。
時効が成立する条件と確認方法
時効援用が可能になるのは、次の条件がそろっている場合です。
- 最後の返済や借入、督促に応じてから5年以上(商事債権の場合)
- 裁判や差し押さえなどの法的手続きが行われていない
- 時効を中断するような行為(分割払いの約束や一部返済など)をしていない
この条件が一つでも欠けると、時効が成立しません。そのため、自分の返済履歴や契約内容をきちんと調べることが重要です。
確認方法としては、債権回収会社に問い合わせたり、取引履歴を取り寄せる方法がありますが、専門家に依頼すると確実です。時効が成立していないのに援用手続きをしてしまうと、逆に不利な状況になることもあるため、慎重に進める必要があります。
時効援用の手続きの流れと注意点
時効援用の手続きは、内容証明郵便でアペックス債権回収に時効を主張する通知書を送付するのが一般的です。通知書には、契約の特定や時効を主張する旨を明記し、証拠として残る形で送ります。手続きをする際のポイントは以下の通りです。
- 書面は必ず内容証明郵便で送付
- 「時効が成立している」という前提で作成する
- 送付前に時効成立条件を再確認する
自分で作成することもできますが、書き方を誤ると無効になったり、相手に不利な条件を認めてしまうリスクもあります。弁護士や司法書士に依頼すれば、手続きを代行してもらえるだけでなく、時効の可否判断や書面の正確さも担保されるので安心です。費用も比較的リーズナブルな場合が多いため、無理に自分でやろうとせず専門家に相談するのがおすすめです。
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時効援用ができない場合は「債務整理」を検討しよう
調べてみた結果、時効の条件が満たされていなかった場合や、すでに訴訟が進んでしまっている場合には、時効援用は使えません。しかし、借金の返済が難しい状況であれば、「債務整理」という別の手段で負担を軽くすることができます。借金問題の解決方法は一つではないので、無理に返済を続けて生活が破綻する前に、現実的な選択肢を検討してみるのが大切です。
債務整理の種類とそれぞれの特徴
債務整理には主に3つの方法があります。状況に応じて、最適なものを選びましょう。
- 任意整理
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債権者と交渉し、将来の利息をカットしたり、月々の返済額を減らしたりする手続きです。裁判所を通さず、比較的短期間で進められるため、借金を完済できる見込みがある人に向いています。
- 個人再生
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裁判所の手続きにより、借金を大幅に減額(最大で5分の1程度)し、残りを3〜5年かけて返済します。一定の安定収入があり、住宅を手放したくない人に適した方法です。
- 自己破産
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収入や資産では返済が不可能な場合、裁判所に申立てて借金の支払い義務を免除してもらう手続きです。資産がある場合は処分されますが、生活を立て直す最後の手段として利用されます。
それぞれメリット・デメリットがあるため、専門家と相談しながら選択するのが良いでしょう。
どんな人に債務整理がおすすめか
債務整理は、返済が困難になってしまった人にとって、生活を守るための有効な手段です。特に以下のような人におすすめです。
- 月々の返済額が高すぎて生活費が足りない
- 延滞や滞納が続いていて、督促が止まらない
- 時効が成立しておらず、全額を返済するのが難しい
借金を返すためにさらに借り入れをしたり、生活に支障が出るまで無理を続けてしまうのは危険です。早い段階で債務整理を選べば、精神的な負担も減り、生活の立て直しがしやすくなります。借金の額や収入の状況によって最適な方法は変わるため、状況を正しく伝えて、専門家のアドバイスを受けるのが賢明です。
専門家に相談するメリット
債務整理を検討する際は、弁護士や司法書士などの専門家に相談するのがおすすめです。債務整理の手続きは複雑な上に、交渉や書類作成に専門知識が必要です。専門家に依頼することで、正しい手順で進められ、債権者とのやり取りも代行してくれます。また、相談した段階で督促や取り立てを一時的に止める「受任通知」を出してもらえるのも大きなメリットです。
相談料も無料または数千円程度の事務所も多く、初回は気軽に相談できる環境が整っています。「まだ自分でなんとかしよう」と抱え込むより、早い段階でプロのサポートを受けることで、より良い選択肢が見つかります。
アペックス債権回収からの連絡に困ったら専門家に相談を
アペックス債権回収からの請求は法的に正当な場合が多く、無視したり適切でない対応をすると不利な状況に追い込まれるおそれがあります。一方で、時効の可能性や債務整理による負担軽減ができる場合もあり、自分にとってベストな選択肢を見つけるには専門的な知識が必要です。無理をして対応する前に、まずは法律の専門家に相談することが、不安やリスクを減らす第一歩になります。
弁護士や司法書士に相談するとどうなる?
アペックス債権回収からの請求は法的に正当な場合が多く、無視したり適切でない対応をすると不利な状況に追い込まれるおそれがあります。一方で、時効の可能性や債務整理による負担軽減ができる場合もあり、自分にとってベストな選択肢を見つけるには専門的な知識が必要です。
無理をして対応する前に、まずは法律の専門家に相談することが、不安やリスクを減らす第一歩になります。
無料相談窓口の活用方法
「お金がないから相談できないのでは…」と不安に思う方も多いですが、実際は多くの弁護士事務所や司法書士事務所が、初回無料相談を行っています。電話やオンライン相談に対応している事務所もあり、遠方の人や忙しい人でも気軽に相談可能です。
無料相談では、現在の状況やこれまでの返済履歴、借入金額などを伝えると、時効や債務整理の可能性、今後の見通しについてアドバイスがもらえます。事前に借金の契約書や請求書、通知書などの資料を手元に準備しておくと、より具体的な提案が受けられます。
早めに相談することでリスクを減らせる
請求を受けたら、できるだけ早く専門家に相談するのが理想です。特に、相手が裁判を起こす前であれば、時効援用や債務整理で有利に解決できる可能性が高まります。逆に、何もしないまま放置してしまうと、訴訟や強制執行に発展してしまい、選べる手段が限られてしまうリスクもあります。
「こんな少額の相談でいいのか」とためらう必要はありません。少額の借金でも専門家は真摯に対応してくれますし、早い段階で相談しておくことで、無駄な支出やストレスを回避できます。まずは勇気を出して、一歩を踏み出すことが大切です。
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アペックス債権回収から連絡が来ても、冷静に対処を
アペックス債権回収からの突然の請求に驚き、不安になる気持ちは自然なものです。しかし、無視をしても状況は好転せず、場合によっては法的手続きが進み、差し押さえなどのリスクが高まります。まずは、請求内容が本当に自分の債務なのか、すでに時効が成立していないかを確認しましょう。
時効援用ができれば借金の返済義務を免れる可能性があり、できない場合も債務整理によって負担を軽減できます。一人で悩まず、早めに専門家に相談することで、最適な解決策が見つかります。冷静に状況を整理し、未来の生活を守るための行動を取りましょう。

















